と言っても材料(真鍮材等)からではなく、既存の楽器から取ったParts達を使って作り替えたと言う方が正しいかも知れません。
何故このような思想に至ったかと申しますと、正直完全な興味です!(笑
年を越したばかりの1/1の夜横になっている時、急に「そうだ!Es管を作ろう!!」と閃いてしまったのです。。。
今回作ったのはE♭(Es)管で、現在市販されているYAMAHA YTR-9636と言うE♭/ Dのコンバーチブルモデルのコピー。
しかしただ単なるコピーではなく、今回は僕の中で思う所がありBachの管・ベル・ケーシングを使って製作することにしました。
製作にあたって調べてみたのですが、やはり古くはBach(Malone Pipeで実際Malone氏のCustom)やBesson、更にはSpada、最近だとSchargerlにも同型のモデルが存在していました!
結構みんなやっているんですね👍
なので僕も心置きなく参戦です!!
さぁ、まずはここからスタート。
中々に志を崩すフォルム。。。
完成品の楽器を思い浮かべるとここまでシンプルなあられもない姿になってしまっていて先が思いやられます。
このcasingは製造番号40万番の物で、枝管などを取るために買ったジャンク扱いの楽器の残り。
このcasingの加工から始めました。
そして右手の指掛けを取り付けた後、Lpの位置決めなどのため仮組みしました。
因みに、LpはYAMAHA製なのでレシーバーも当然YAMAHAデザインだったので、ここだけBachに変更(B管用)。
そして、仮置きで決めた位置からLpを止める支柱などを作って行きます。
支柱は基本Bachの各支柱から適切なものを選んでそれをリサイズしたり調整して取り付けます。
そしてその間にその他の抜き差し管を組み立てます。
3番ロッドなどは、バランスの意味もありますが、どちらかというとBach parts使ってるよ!!と言う分かりやすいワンポイント的な意味合いで付けました(実際バランスも👌)
一旦実際の数値を元に管の長さなどを決めましたが、当然その通りに行くはずもなく、試奏しながら音程やムラをチェックして行きます。
これが本当にシビアで大変です💦
チェックしてみると、やはりそれぞれ微妙に変(大抵少し長めに切っているので低め)になっているので、それを一度バラす→ミリ単位で削る→組み立て→テスト→バラす・・・のループです。
金属カスが少しでも入るとValveを始め抜き差し管もお釈迦なのでその都度綺麗に洗浄もしなければいけないので本当に時間のかかる作業です。
そしてそれをクリアして、バランスを整えて全体的に磨きを入れて完成!!(今度こそ!)