先に言いたい。
この映画10月25日までGyaoで無料で観れます!( ´∀` )
ということで観ました
「パーフェクトセンス」
これまた最高な映画でした。
ざっとあらすじ
発作のように悲しみが訪れ、嗅覚が失われる。
恐怖が訪れ、味覚が失われる。
怒りが訪れ、聴覚が失われる。
ラストは幸福感とともに視覚が失われる。
そんな現象が起こり始めたさなかに出会う、料理人のマイケルと感染症研究者のスーザン。
こんな感じの映画です。
終末ものにドラマを混ぜた感じ。
以下ネタバレあります。
まずね。
終末ものの映画として普通に怖い。
特に後半だけど。
そしてこの映画。
極端に示すこと(感情)と失わすこと(五感)によって、その反対にあるもの(感情など)やそれ自体(五感など)の重要性を教えてくれる。また、失ったことを受け入れ強く生きる人々が描かれる。
五感を失い終末に向かっていくという設定をフルに生かした教育映画でした。
まず最初に、大きな悲しみを伴い(発作みたいな感じで、突然現れる)、気づけば嗅覚を失っている。
主人公は料理人だから、これがまた面白い。どんな料理を出せば良いのか考えるはめになるからね。
ここで印象的なのが「匂いが思い出させる思い出があって、それらは匂いとともに失われた。」というナレーション。
確かに.........と妙に納得。
そして主人公のマイケルは彼女のスーザンに「君の匂いを嗅いでおけばよかった。」と。
後悔先に立たず。
次に、恐怖が来て、味覚を失う。
ここで暴飲暴食の描写があるんだけど、それが最高にキモイ(褒め言葉)。
観ていて吐きそうになります(褒め言葉)。
終末感を感じたのか、窓の外を見て「世界はまだあるわ。」と言い出すスーザン。
一方、嗅覚に続いて味覚を失えば、当然職を失いかねない料理人であるマイケル。店に行くとオーナー(?)が「廃業だ。小麦と油だけあれば充分なんだから。」と言う。
おそらくこの「人間は小麦と油だけあれば良いのか」ということが、この映画の主題。ラストのナレーションでも語られることだからね。
しかしマイケル含む料理人たちは諦めない。他の感覚で食事を楽しませようと試行錯誤する。
ここがまた涙ぐましいんだ、これが。
さらに、怒りが込み上げ、聴覚も失う。
マイケルはその発症時の怒りをスーザンにぶつけてしまい、聴覚とともにスーザンも失ってしまう。
この絶望感も半端じゃない。ここで家に配達される支給物資としての食べ物も、パスタと味気ない。
そして、マイケルの友人であるジェームズの健気な料理人としての姿勢にここでもめちゃくちゃ切なくなる。というかその姿勢に泣けます。
そんで、マイケルは小さいスタジオに音楽を聴きに行くんだけど、耳は聞こえない。でも"聴ける"んだよなー。このシーンがまた良いね。
ラストは、幸福感とともに視覚を失う。
ここの「志村!うしろうしろ!!」感がたまらない。
ラストは「監督ありがとう」と言いたくなる結末なので安心して観れますよってに。
あっでも、人によっては絶望を感じるかもしれない 笑
ここまで見たような"感覚が失われる"ということを体験させてくれるこの映画は最高です。
失うたびに、失ったものの大切さと残っているものの大切さを思い出す。
そして、失えば失うほど人間がシンプルになって幸せになっている気さえする。
主人公が料理人てのが良いなぁ。
これ観たら「もっといろんな感覚を研ぎ澄まして生きていこう!」って思うよ。たぶん。
いや、「ご飯をもっといろいろと楽しんで食べよう!」って思うかな 笑
土塀の傷を見たり、たまには空を見たり、冷たい風を感じたりしながら、シンプルに生きることを思い出したい人はぜひぜひ。
