久しぶりの投稿。
そんな久しぶりの投稿はなぜかリーアムニーソンの映画『アンノウン』。
今回はリーアムニーソンが主演の映画。
いつもリーアムニーソンが主演の映画を観るときは、どこか半笑いの感が否めず、「まぁ、いつもなんやかんやでシンプルで上質なエンターテインメント作品だし。とりあえず観るか。」とかなりの上から目線を決め込みつつ、真顔という名の仮面でひた隠しにしながら、、、といったように、悪質の極みみたいな態度で鑑賞に挑んでいたような気がする(過去記事:#18「96時間 リベンジ」 / スーパーウルトラスペシャルハイパーエクストリーム娯楽作 参照)。
しかし今作を観て
拝啓
残暑の候、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
すいませんニーソンさん。気付けばあなたはいつも誰が見ても普通に面白い上質な作品を常に私たちに届けて下さっていました。そんなリーアム様の作品を上記のような態度で鑑賞していたわたしは、愚鈍なブタ的な何かであります。これからはリーアム陛下の作品は100%の純度を誇る真顔で拝見させていただきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いします。
敬具
といった雰囲気の感情が、涙という形になって流れ出てもおかしくはないというところまでいった。
こんな感じで、どこかふざけたおしたくなる感じのリーアム映画が好きなのです。(^^)v
さてさて本作。
あらすじを映画.comより引用:
「医学博士のマーティン・ハリス(ニーソン)は若い妻とともに学会に出席するためベルリンへと赴くが、宿泊するホテルに向かう途中で交通事故に遭う。病院で一人意識を取り戻したハリスだったが、妻にはその存在すら認識されず、見ず知らずの男が自分になりすましていたため、真相究明に乗り出すが……。」
といった感じの映画。
こんなあらすじの映画を観た時の第一の反応は「大丈夫かこれ、、、」というのが王道。大体の人は『フライトプラン』の悪夢がよみがえるのではないのでしょうかね。
しかしこの映画に関しては全く問題ない。
いや、若干問題はあるけれど、そこはリーアムニーソンぱいせんの愛嬌で万事オーケー。
『エスター』を観たことある人ならなおさら。
『エスター』の監督と同じだし、オチ自体も『エスター』と同程度のもの。
これを満足できるかどうかは、その人次第ということで。
個人的には『エスター』という映画は大好きだし、今作のオチも全然平気。
なので『アンノウン』という映画を全力でおすすめしたい。
以下はネタバレありで書くので悪しからず。
この映画を観た人が似ていると挙げているのが、マットデイモン主演のボーンシリーズ(続編がすごい楽しみ)。
個人的にもかなり似ていると思った。
でも今作は、そこをリーアムニーソン風味に仕上げているところが最高。
リーアムニーソンと言えば、その巨漢(193cm)を活かした一発がすこぶる想い重いアクション、かつ『96時間』によって、ばっちりニーソンぱいせんにへばりついて離れない鬼畜の権化という名の代名詞。
と言うのがリーアムニーソンに対する勝手なイメージ。
この勝手なイメージをばっちり果たしてくれているのが今作。
ラストバトルの、ジェイソンボーンとは比較にならない程重い一撃。
そして、殺す方法だけはばっちり思い出すその鬼畜っぷり&怒涛の反撃。
これに燃えないはずがない。ここでは鳥肌と半笑いが止まりません。帰ってきたウルトラマンみたいな感じだね(←絶対違う)。
こんな感じでリーアムニーソンがとりあえず最高だったわけだけど、ストーリーも中々いいんだこれが。
というのも今作においてリーアムニーソンの周りを付きまとうのは、ダイアナ・クルーガー(クソ美人)演じる不法移民のジーナ。
すごいめんどくさいからザッと要約すると、リーアムニーソンの立場がそのまま不法移民の立場の比喩になっている。つまり、記憶を失って自分が誰かもわからない、足が地についていないこのふわふわな状態がまさに不法移民とシンクロしているんだと思う。
だから、物語に出てくるジーナや死んでしまったビコにも感情移入できて心が揺さぶられる。
だからジーナが居場所を手に入れたラストはとても良い。
不法移民ではなくても、地に足を付けて生きることやら、帰る場所があることは大切だと再確認させてくれる。
こんな感じで、しっかりアクションで魅せて、実は少し深い話(なのかもしれない)なこの映画。そりゃいいよね。

