薬屋のひとりごとの個人的評価 良作アニメ | りょうぴーの自由奔放批評空間

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評価 良作アニメ


得点 62点


・原作はラノベ。薬師の少女猫猫は宦官の壬氏に目をつけられたことで、共に後宮に起きる事件を解決するというのが大まかなあらすじ。序盤だけではあるが昔コミカライズから触れてみて、その時は面白いと思えたのだが、今見てみるとイマイチなところも目立つアニメだと感じられた。


評価点はこのようなところ。

後宮のイザコザに関するミステリー、サスペンス感のある物語は面白く、古代中国の世界観や設定を取り入れつつ後宮の人間関係の悪さを(胸糞悪くなりすぎない程度に)うまく物語の中で描いており、シナリオ自体の魅力は大いに感じられた。

猫猫と壬氏の関係性ややり取りは、猫猫の悪態と壬氏の高慢な態度を混じえながらも上手く関係性を築けており、2人のキャラの良さも相まってなかなか面白く描けていた。後宮の女性達の人間模様もドロドロしていていい印象は無いもののドラマを引き立たせられていた。


不満点はこのようなところ。

ラブコメ要素が進展ない割にはそこまで必要性を感じず蛇足に見える点、ミステリーとしては多少時代設定と作品の舞台が微妙に整合性が取れてないのかわりとガバガバに感じる所やギャグが微妙に面白くない所といった蛇足部分や2クール目以降の後宮を解雇されて以降の展開があまり面白く感じなかった所は、個人的にどうも残念だと思った。


ミステリーや中国舞台を活かした特色のシナリオは面白かったが、見返してみると今ひとつ納得のいかない設定の粗さが目立って微妙なところもちょくちょくあったアニメ。とはいえミステリーが好きでこのような設定に興味が向くなら楽しめるかもしれないのでおすすめする。2期が来年に決まったので、追ってみても損はしないだろうと思われる。