アイドルマスター シャイニーカラーズ(アニメ)の個人的評価 クソアニメ | りょうぴーの自由奔放批評空間

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評価 クソアニメ


得点 評価に値しない


・原作は「アイドルマスター」シリーズ。283プロダクションに所属する4つのユニットを主軸にした物語。シャニマス自体はある程度は触れてきており、曲がりなりにもそれなりに思い入れのあるコンテンツではあった。このアニメ自体は先行上映前からCGの微妙な感じで余り期待が持てていなかったが、それ以上に本編がCGの酷さすら気にならないレベルで何もかもが酷かったためか余計に失望した作品だと感じられた。


評価点はない…と言いたいところだがコンテンツ自体は好きであり何とか擁護すべき点を見出したかったため何とか精一杯捻り出した。

ごく稀に面白い話もあり、その回については文句なしで笑えて、尚且つキャラの絡みも楽しめるいい話だと感じられるものもあった。

あとどれも既存の曲ではあるが、ライブシーンに使われた楽曲はどれもインパクトが強く、良曲揃いである。


不満点はこのようなところ。

放映前から気にしていたCGについてはまぁ酷かった。流石に錆色のアーマやエクスアームレベルではないもののどことなく表情が固く、動きも初期のPS3レベルでカクカクしており、違和感が終始拭えなかった。全体的にライブシーンは放送前PVのカクカククオリティと比べたら幾分か改善こそされているがやはり出来は微妙。動きに躍動感がなく激しく動くシーンでは映像が若干ガビガビになっており、力が抜けているような感じが否めない。

劇伴も単調で、作中BGMの数のバリエーションが極端に少なく、誇張抜きにどの劇伴も同じようなものにしか聞こえず、場面構成の下手くそさも相まって退屈に感じた。ライブシーンで使用される楽曲で幾らか中和されるものの、俯瞰してみると新曲は12話完結時点ではまさかのオープニング以外0曲であり、(シャニマスの1stライブの再現を意識したにしてもオープニングの中途半端な存在感のせいで余計なノイズに感じる)何となく手抜き感が否めない。

シナリオ面は致命的なレベルで酷い。全体通して不自然なレベルで間が多くアイドルのダラダラした会話劇もあいまって話のテンポが悪いうえに内容も面白くない。話の起伏が絶望的に少なく、盛り上がるような描写が序盤のユニット掘り下げに関しては面白い時とつまらない時で両極端。中盤の大会(W.I.N.G)編の出来は愚の骨頂と言わざるを得ない。肝心の見せ場が尽くカットされており、全体を通しても新規はおろか既存曲のライブシーンすらなし、意味もなく不愉快にさせられる場面もチラホラあって印象は最悪だった。

キャラクターについてもまともな掘り下げが出来てるとは言い難い。尺の都合でユニットを介してキャラを見せなくてはならないという制約があるのは仕方ないものの、それにしても目立っているキャラと目立たないキャラの差が激しく、同じユニット感で活躍のさせ方や見せ方の悪さや格差を感じた。


問題点が評価点を打ち消すレベルで致命的であり、作品としての完成度にはケチがつくレベルで酷い駄作。CGが酷いというだけならともかく、本編はおろか劇伴まで低レベルというのは流石に笑うことすら出来ないくらいであり、この完成度の低さにはただただ遺憾の意を隠しきれない。残念ながらおすすめは出来ない。