暗殺教室の個人的評価 神アニメ | りょうぴーの自由奔放批評空間

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評価 神アニメ


得点 92点


・原作は週刊少年ジャンプで連載されていた漫画。月を破壊した謎の超生物、通称「殺せんせー」と殺せんせーの暗殺を引き受けることになった椚ヶ丘中学校3年E組の殺せんせー暗殺を巡る学園ドラマ。地味に筆者が斉木楠雄のΨ難と共に気に入っていた作品であり、個人的にとても面白い作品だと感じられた。


評価点はこのようなところ。

暗殺というシリアスな要素を含んだサスペンス要素、どことなく「GTO」に近いような作風を想起させる学園ドラマ、気の抜けたギャグ場面の3つがどれもいい配分で物語を盛り上げる。物語が佳境に近づくにつれ生徒の成長と共に殺せんせーの真実、暗殺を巡る壮大な陰謀の発展が巻き起こり、右肩上がりに盛り上がってゆくのも面白い所。

キャラクターは殺せんせーを初めとした個性豊かなクラスメイトが多数登場し、登場する生徒にしっかりとスポットを当てることで、殺せんせーの暗殺における訓練と指導を通して、クラスメイト達の個性の表現や成長の過程を上手く描けている。

殺せんせーの誕生経緯や殺せんせー暗殺における勢力図や状況の変化などの設定面もかなり凝っており、物語の背景の描き方や伏線の張り方も秀逸である。


不満点はこのようなところ。

学園でのいざこさのような悪辣な描写やE組以外の生徒やそれ以外の人間の描き方が妙に生々しく露悪的であり、その点に関しては不快感がやはり拭えなかった。

生徒一人一人にスポットを当てているというのは確かに評価できるのだが、逆に一人一人のエピソードがそこそこ膨大で(序盤は特に)テンポが悪くなりがちではあった。


斬新な設定での引き込みから成長譚を絡めた学園ドラマやサスペンスアクションとしての完成度の高さを見せつけた面白い作品。学園もの、バトル好きに是非オススメする。