ギリシャの影響で、ブルーマンデーどころかブラックマンデーになるのではないかヒヤヒヤした投資家は多かったんではないでしょうか?
投資に絶対という言葉はありませんが、人間の言動にも絶対は無いと思います。
失敗を繰り返しながら成長して、リスクを軽減する事しかできないと思う訳です。
完璧な人間はおりませんもんね。笑
論語に「誤りを改むるにはばかることなかれ」とありますが、最近では都知事選挙で弁士として小泉純一郎元総理が演説に使われてました。
たがや事務所撮影※無許可転載禁止
自分は総理の時には「原発の事を専門家ら聴いて、原発が安全、コストが安い、一番いいエネルギーだと思っていた・・・。しかし嘘だった。気づいた。だから自分の過ちを改める」とそう言ったのである。
最近巷で、特に政治の世界で「言動がブレる」と中傷が飛び交う。
一概にブレるというが、ちゃんと整理して考えないといけないと思う。
ブレるとはどういうことか?
ググってみました。
態度、考え方、方針などがあれこれと揺れ動く。「首相の姿勢が―・れることはない」
なるほど・・・。
しかし、物事には必ず両面があります。
全てが相対的であり絶対的でないからです。
昼夜半分、男女半分、自然は相対的であり陰陽です。
という事は、いいブレ、悪いブレがあるという事ですね。
なんか「ブレ」事態にいい意味を感じない中で変な話ですが、政治に置き換えて考えてみました。
悪いブレとは?
「考え方が変わった理由を説明・責任を果たさず世論を無視して、違う行動をとる事」
いいブレとは?
「考えが変わった理由を説明・責任を果たし詫びた上で世論に問い、行動を改める」
と思いました。
今、怖いのは「あいつはブレた、ダメだ!」と中傷し、決めたことを取り下げる事を躊躇させ、引き下がれないようにすることが最悪な事態になるのではないかと思ってしまいます。。。
そうやって日本は大東亜戦争に突入し、最悪な事態に至ったと思うのです。
逆らう人、戦争を否定する人に売国奴、臆病者と誹謗中傷。
恐ろしい話です。
いま大事なのは、違うと思ったこと、間違ったと思った時は、人は素直に認めて改める勇気を持つという事です。
特に政治家には一番大事な資質と私は思います。
同時に、そういう人を単に非難中傷するのではなく、政治家に関して言えば、国民に照らし合わせて、有益か有害かを国民一人ひとりが熟考して、判断を下さなければならないと思う。
今、「知性」が政治家、日本国民に問われている気がします。
なんでも勇ましく突き進むことだけが正しいことでない、ブレないことが正しいことでない、という事を強く思います。
絶対的に考えるのではなく、相対的に考える事が大事な時代と思います。
論語の「過ちを改むるにはばかることなかれ」
改めてだいじな故事だと思いました。
最後までお読みいただき有難うございました。
さて、政治を「たがや」してきます。
「政治に無関心で居られても、無関係で居られない」
Peace!