「金なし将棋に受け手なし」という格言がありますが、
相手の持ち駒に金や飛車がないときに有効な攻め筋というのがあります。
そこで今回は、玉方の持ち駒に金と飛車がないという条件で必至問題を作ってみました。
第1問 5手必至
解ければ初段以上。
第2問 5手必至
解ければ初段以上。
第3問 9手必至
最後はぜひ解いてほしい問題です。
解ければ三段以上。
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【第1問解答】
▲2三銀 △7七角 ▲3二金 △1一玉
▲1三歩 迄5手必至
【第2問解答】
▲1一角 △同 玉 ▲1三歩成△同 歩
▲同香成 迄5手必至
【第3問解答】
▲1三桂 △同 香 ▲3四桂 △3一銀打
▲2二桂成△同 銀 ▲1二銀 △同 玉
▲3一飛 迄9手必至
【第3問解説】
・初手
A▲3四桂は△3一銀打▲2二桂成△同銀(下図)で、
以下
a▲1三銀は△3一銀打▲2二銀成△同銀で千日手。
b▲3四桂は△3一銀打▲2二桂成△同銀(下図)で手がありません。
B▲1三桂が焦点への捨て駒で正解です。
以下、
a△1三同銀引は▲3三桂△同銀▲3一飛で必至。
b△1三同香とするしかなく、以下▲3四桂△3一銀▲2二桂成△同銀(下図)まで進みます。
・7手目
A▲3一飛は△1二銀で失敗します。
B▲1二銀と先に捨てるのが上手い手で、△同玉に▲3一飛(解答図)まで必至となります。
解答図は後手の持ち駒に金があれば△1一金の受けがありますが、金がないので受けがありません。
今回は後手の持ち駒に金と飛車がない必至問題を紹介しました。
問題を解いてみたという読者の方いれば、コメントで教えてくれたらとても幸いです!
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