※私のブログはAIを利用せず、全て自分の言葉で書いています。
一日の最高気温がある温度以上(未満)になる日のことを、気象庁が定めた用語で次のように言います。
最高気温25℃以上の日→夏日
最高気温30℃以上の日→真夏日
最高気温35℃以上の日→猛暑日
最高気温0℃未満の日→真冬日
最低気温0℃未満の日→冬日
また、日本気象協会が定めた用語で最高気温40℃以上の日を「酷暑日」といい、近年ではニュースで耳にする機会が増えました。
ではこれに留まらず、一年中のあらゆる日を「〇〇日」に分類して体系を作ることは出来ないでしょうか?
私が考えた最高気温に着目した気象用語の体系を、次のように提案します。
最高気温15℃以上の日→温日
最高気温30℃以上の日→暖日
最高気温25℃以上の日→夏日(従来定義どおり)
最高気温30℃以上の日→真夏日(従来定義どおり)
最高気温35℃以上の日→猛暑日(従来定義どおり)
最高気温40℃以上の日→酷暑日(従来定義どおり)
最高気温15℃未満の日→冷日
最高気温10℃未満の日→寒日
最高気温5℃未満の日→冬日(従来定義を変更)
最低気温0℃未満の日→真冬日(従来定義どおり)
最高気温-5℃未満の日→厳寒日
最高気温-10℃未満の日→極寒日
まず、一年の全ての日を、最高気温15℃を境に「温日」と「冷日」に分けます。
これによって、年間に占める温日の日数によりその地域の気候を定量的に評価することが可能になります。
後述しますが、年間で「温日」のほうが多い地域はケッペンの気候区分の温帯、「冷日」のほうが多い地域は冷帯にほぼ該当します。
次に、最高気温20℃以上の日を「暖日」、最高気温10℃未満の日を「寒日」と命名します。
これは日中に「暖かい」または「寒い」と感じる温度に近く、直感的にも受け入れやすいです。
次に、最高気温25℃以上の日を「夏日」、最高気温5℃未満の日を「冬日」と命名します。
「冬日」を従来定義である「最低気温0℃未満の日」から「最高気温5℃未満の日」に変更するのはやや強引ですが、
以下の理由により妥当であると考えます。
・「冬日」という言葉があまり普及していないので、変更しても混乱が少ないこと。
・従来定義である「最低気温0℃未満の日」は冬だけでなく晩秋や早春の冷え込んだ朝にも起こりやすく、また日中は暖かい場合もあるので、冬の季節の特徴とは言い難いこと。
(後述しますが、「冬日」の従来定義である「最低気温0℃未満の日」は「氷日」と呼ぶことにします)
次に、最高気温30℃以上の日を「真夏日」、最高気温0℃未満の日を「真冬日」と命名します。これはいずれも従来定義どおりです。
次に、最高気温35℃以上の日を「猛暑日」、最高気温-5℃未満の日を「厳寒日」と命名します。
「猛暑」の対になる言葉として、「猛烈な寒さ」に該当する言葉を考えると「厳寒」が適切でしょう。
次に、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」、最高気温-10℃未満の日を「極寒日」と命名します。
「厳寒」を超えた寒さとして、一般的に使用される言葉の中で考えると「極寒」が自然でしょう。
日本ではこの用語体系の範囲で十分ですが、世界ではもっと極端な暑さ、寒さが存在します。
そこで、最高気温45℃以上で「獄暑日」、最低気温-20℃未満で「冥寒日」という言葉を提案しておきます。「獄」「冥」という漢字を用いたのは、この世の限界を超えた「あの世」の気温というニュアンスです。
ここで、年間に占める温日の日数を「温日率」呼ぶことにしましょう。
例えば年間365日に占める温日の割合が219日なら、「温日率60%」です。
この温日率に着目すると、その地域の気候がどれぐらい温暖(または寒冷)か一目で分かります。
たとえば2025年における日本各地の「温日率」は次のようになります。
これを見ると、本州以南では温日率が50%以上、北海道では温日率が50%未満になっています。
これはケッペンの気候区分における温帯、冷帯の境目と一致しています。
また石垣島では温日率100%、富士山頂では温日率0%となっていることも見逃せません。
このことに着目して、温日率に着目した世界の気候区分の案を考えました。
日ごとの平年値において温日になる時期が半年以上→温域
日ごとの平年値において温日になる時期が通年→暖域
日ごとの平年値において温日になる時期が半年未満→冷域
日ごとの平年値において温日になる時期が年間を通してない→寒域
※日ごとの平年値は気象庁HP等に掲載の1991年-2020年の「日ごとの平年値」を用いる。
この気候区分(以下、「温日率気候区分」と呼ぶ)の案では、
寒域→富士山頂
冷域→北海道、東北・関東甲信越の高原地域
温域→本州、四国、九州(南西諸島を除く)、伊豆諸島
暖域→南西諸島、小笠原諸島
と比較的きれいに区分されます。これは日本人の多くがもっている気候の違いの感覚をよく反映していると思います。
ケッペンの気候区分では
寒帯→富士山頂
冷帯→北海道(道南を除く)、東北・関東甲信越の高原地域
温帯→道南、本州、四国、九州、沖縄(先島諸島を除く)、伊豆諸島
熱帯→先島諸島、小笠原諸島
となり似ていますが、最も大きい違いは沖縄が本州と同じ「温帯」の区分に含まれることです。
さて、日本では温日率気候区分は寒域、冷域、温域、暖域の4つで十分ですが、
世界にはもっと極端に暑い地域、寒い地域が存在します。そこで、
日ごとの平年値において夏日になる時期が通年→熱域
日ごとの平年値において温日になる時期が通年→氷域
という区分を提案しておきます。
熱域→回帰線より低緯度
氷域→グリーンランド内陸部、南極(ケッペンの気候区分における「氷雪気候」とほぼ同じ)
がほぼ当てはまります。
ケッペンの気候区分では石垣島とハワイは同じ「熱帯」になりますが、ハワイは常夏であるのに対し、石垣島では温暖な冬があります。温日率区分はこのような気候の違いを反映したものになっています。
さて、最後に最低気温に着目した気象用語についても提案します。
最低気温0℃未満の日→氷日
最低気温-10℃未満の日→しばれ日
最低気温-20℃未満の日→大しばれ日
まず、最低気温0℃未満の日を「氷日」と命名します。
これは朝晩に気温が氷点下になり、水面が氷るなどの自然現象もみられることから自然です。
次に、最低気温-10℃未満の日を「しばれ日」と命名します。
「しばれ」は北海道の方言ですが、最低気温-10℃未満が都市部でも起こりうるのは北海道だけなので、方言が使われる地域とリンクしています。
次に、最低気温-20℃未満の日を「大しばれ日」と命名します。
「大暑」「大寒」という言葉がある通り、暑さ、寒さの程度が激しいときに「大」をつけるのは日本語の感覚として自然であり、受け入れられやすいと思います。
以上、今回は最高気温、最低気温に注目した気象用語の体系を提案してみました。
今後、当ブログやXで実際に使って発信を続けることで、この気象用語たちを広めていくことにします。
