渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ -391ページ目

自転車のように、自然だ。

今回のカメラマンは本間日呂志(ほんまひろし)さんだった。とても有名な方で、自分の知っている様々な書籍や、また国内外問わず多くの有名人を撮っている。

とにかく魅(み)せたい瞬間にシャッターを切ってくれる。まるで自分がファインダーを覗いているように。被写体の思考を止めない。逃さないので、不安を抱かせない。

自分が仕向けているという感覚は、実はカメラマンがそうさせているのであって、それがとても心地よく感じられた。相手の感性も信じることができた。まるでペダルを漕げば進む自転車のように、自然だ。

医者の笑顔

その間、DVDを見るように言われた。眼科医が笑顔で予(あらかじ)め用意された『よくある質問』に答えている。予定調和な淀(よど)みのなさが逆に不安をあおる。
やはりグロテスクな手術のシーンはカットされていた。ふと手元を見ると、焦点が合わなくなっている! 手元の線が見えない。焦点が合わない。これが占い師なら商売あがったりだ。

さっき点眼したせいで、角膜と呼ばれるレンズの、厚みを調節する機能が麻痺(まひ)したようだ。白内障の人は、これを伸縮するはずもないガラス板に交換するというが、きっとこういう感じなんだろうか。
とにかく目に違和感が出るのは落ち着かない。もしかしたら毒ガスを吸うと、こうなるのかも知れない。

想像の振り幅

動画はそのシーンをみじん切りにしたもので、その前後は写真に比べてはるかに緩やかだ。

写真は一瞬だからこそ許される瞬間を持っている。どんなに振り幅が大きくても、見ている側はその前後を想像せずにはいられない。