夏休み、楽しんでますか?
学生さんは夏休みを存分に楽しんでください。
就職したらずっと長期休みなんてないんで思う存分楽しむべきだと思います。
俺なら四国か北海道まで旅に行きますね!もちろん自転車で。
話は変わりますがカメラ講座が途中でしたので続きを書きたいと思います。
前回まではピント、シャッター、構図、ホワイトバランスまで説明しましたね。
実際に使ってみるとわかると思います。
今回はISO感度、露出、絞りについて説明します。
まずは「ISO感度」
ISO感度とはカメラの撮影素子に光を感じさせる力の度合いのことです。
ISO感度とは国際的な基準で定められた光を感じる力の度数を表しています。
表示された数値が大きいほど光を感じる力が大きくなり、数値が小さいほど光を感じる力が小さくなります。
つまりISO感度が高いほうが暗い場所でも明るく写真を写すことができるのです。
ですがISO感度を上げると問題が発生します。それは画像に「ノイズ」が発生することです。
ではISO感度を低くした写真と高くした写真を用意したのでどのような違いがあるのか見てみましょう。
まずは一枚目、ISO感度100で撮影した写真を拡大したものです。
二枚目、ISO感度6400で撮影した写真を拡大したもの。
明らかに一枚目に撮った写真のほうが綺麗です。
二枚目のISO感度が高い写真はノイズが全体に入っていて粗くなってしまっています。
ですが、ISO感度を低くしている一枚目の写真のシャッタースピードは0.3秒と遅く、手持ちでは絶対にブレてしまいます。
しかし、ISO感度の高い二枚目の写真のシャッタースピードは1/125秒ととても早いので手持ちでもブレることなく撮影することができます。
ISO感度は低いほうが綺麗ということがわかりましたね。
でも、実際に手持ちで撮影する場合や動いている被写体を撮影する場合はシャッタースピードを早くしなければならないのでISO感度を上げないといけません。よりISO感度を低く、シャッタースピードを適正にできる限界を常に意識することが大事です。
ちなみに三脚があれば、基本的にISO感度100で撮影してもブレない写真が撮れるので三脚を持っていると便利です。
ISO感度を高くすれば 常に動いてしまうペットの写真、虫の写真、子供の写真、それから暗い所での手持ち撮影ができるのでISO感度が高いとダメというわけではありません。その場に応じた適正なシャッタースピードを得るためにISO感度を変えるのです。
続いては「絞り」
絞りとはレンズ内にある、光を取り入れる量を調整するための機構です。
レンズに入ってきた光を、絞りを開ける大きさで調整して、最終的にカメラの撮像素子に届く光量を調整することができます。
わかりやすく言うとレンズが大きいとその分たくさん光が入ってくるので素早いシャッタースピードにすることができます。レンズが小さいとその分、光が入ってくる量が少なくなってしまうのでシャッタースピードが遅くなってしまいます。
また、レンズが大きいとボケ味の生かした写真を撮ることができます。これは被写界深度の浅い写真と言います。レンズが小さいほどより全体的にピントの合った写真を撮ることができます。これを被写界深度の深い写真といいます。
被写界深度とは「ピントの合う範囲」のことをいい、被写体の一箇所にピントを合わせたときに、その前後にもピントが合う範囲が生じます。
その範囲が狭いほど被写界深度が浅い写真。
広いほど被写界深度が深い写真と呼びます。
また、絞りはF値と呼ばれる数値で表されます。
F1.4 F2.0 F2.8などと表記され、この数値が低いほど絞りが大きく開いた状態のことを指しています。逆に数値が高いほどレンズが絞られた状態になっているということです。
では、これも写真で確認してみましょう。
一枚目、 F2.0 (絞りが開いた状態)
明らかな差が出ていると思います。
一枚目はF値を2.0にしてボケ味を大きくしました。絞りが開いた状態なのでシャッタースピードも速くすることができます。この写真は被写界深度が浅いと言います。
二枚目はF値を10まで上げてピントを全体的に合わせました。絞りがかなり絞られているのでシャッタースピードは遅いです。この写真は被写界深度が深いと言います。
このように絞り(F値)を変えるだけで雰囲気の違った写真を撮ることができるのです。
絞りを変えたいときはカメラの撮影モードをAまたはAvに設定すると絞り値を変えることができます。
また、F値はレンズによって定められています。
F値が3.5までしか下げられない物やF1.2まで上げられるものもあります。
自分のカメラがどこまで絞りを調整できるのか知っておきましょう。
一眼のレンズキットについてくるレンズは大抵F値が3.5から5.6なので大きなボケ味を生かした写真は撮れません。別途購入してください!
最後に
「露出」について説明します。
露出とは写真の明るさのことです。写真を自分の好きな明るさにしたいなら露出補正を自分で設定するしかありません。
ここもオートにしていると明るすぎな写真になったり、暗すぎな写真になったりと思い通りの写真が撮れないことがしょっちゅうあります。
少し暗めで撮りたいのか
明るめで撮りたいのか
自分で設定したほうが確実なので露出補正は覚えておきましょう。
露出の設定はカメラによって操作が違うのでカメラの説明書を見て設定をしてください。
これは例が無くてもわかると思いますので写真は載せません。
ちなみに俺は暗めの写真が好きなのでいつも露出補正は暗めに設定しています!
以上、構図、ピント、シャッター、ホワイトバランス、露出、ISO感度、絞りの7つについて説明しました。
これらの組み合わせにより一枚の写真ができます。
どのような写真を撮りたいのかによりこれらの設定を変えて自分の思い通りの写真を撮ってください。
あとは経験あるのみ!
いろんな設定にしてみて何枚も写真を撮ることです。
そうしていくうちに、うまく写真が撮れるようになると思います。
わからないことがあればいつでも質問してください。
それでは、カメラを一緒に楽しみましょう(o^∇^o)ノ















































