寛容でありつつ、自らに厳しく | 今井亮介でよかろうもん!

今井亮介でよかろうもん!

日々思いついたことを徒然なるままに

朝、合計21.1kmの距離を走る。一昨日から体調が万全とは言えず、5 X 1000m (2 mins of active recovery in between) のインターバルは3:54/kmとかなり悪い平均タイムだったが、やると決めたことは全うした。


体調が悪い、睡眠時間が足りないと、立ち止まって身体を休めることも大事なのだが、やるべき時にやることをやらないと未来が見えないし、何より私が私でいるためのプライドを守るために、一時的に身体に鞭を打つことも、私には同じくらい大事である。


仕事の後にスターバックスに行って、少し読書をした。帰宅して読もうとすると、変な姿勢で読んだり、テレビなどの娯楽の誘惑があるので、椅子に座って、コーヒーを飲みながら今日中に読み終えたい章をゴールに。


相変わらず、ギリシャ哲学ストア派の教えについて読んでいる。238ページに始まるローマ帝国時代の政治家で、共和政を守るためにカエサルと対立したマルクス・ポルキウス・カトー・ウティケンシス(小カトー)について記述されていたが、共感した。


「Tolerant with Others. Strict with Yourself (寛容でありつつ、自らに厳しく)」小カトーは持つ権力とは裏腹に質素な生活を実践し、謙虚に生きるのだが、華美な生活を好む異父兄のカエピオを愛し、サポートする。


自らを律して、最善であろうとする姿を手本として見せることはできても、他の価値観や人生を操ることはできない。時に生き方で賛同できない他人を受容れ、許し、自らの生き方に集中するのだ。


仕事でも、勉強でも、スポーツでもそうだ。自身の実践していることを他に強要してはダメだ。他には他のプライドと哲学がある。それらを尊重しつつ、自身の信じる道を行く。


とても良い本だ。読んでいて励まされる。もうすぐ読了してしまうのが惜しいくらいだ。