マラソンのサブスリーは水泳競技の平泳ぎだと | 今井亮介でよかろうもん!

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日々思いついたことを徒然なるままに

よく走っている。

 

コロナ禍に誘ってもらった東京マラソンへの出場に向けて走ることを決めて以来、エクササイズの中心がランニングになっている。

 

水泳も時間を見つけてできる時にやっているけど、自分のスケジュールをプールの開いている時間に合わせるのが難しい時もあり、また競技としての水泳をすると責任感みたいなものが付きまとってしまうので。

 

2019年の世界マスターズ光州大会、コロナ禍を挟んで去年福岡で開催された世界水泳&世界マスターズと、数年に渡ったイベントに普通の参加者以上に深い関与をして、精神的に疲れ果てたので水泳競技への参加は無期限の休養。競技に戻ってくるのが1年後になるのか10年後になるのか分からないけど、またいつか気が向いた時に。

 

水泳に関しては、培った知識や経験に今勉強していることを加えて、必要としてくれる法人やスイマー達をサポートする側にいる方が性に合ってる気がするので、そちらを頑張っている。

 

マラソン大会にも何回か参加して、42km強を3時間を切ったタイムで走る「サブスリー」を狙えるところまで来ているんだけども、サブスリーというのものを、水泳で、特に自分が専門にしてきた平泳ぎでの競技力でいうと、どの程度のものなのかと、ふと考えたのだけども、

 

マラソンのサブスリー = 50m平泳ぎで50秒切れるかどうか

 

ぐらいのものだろうと思う。

 

マラソンのどんな大会ででも、老若男女そこそこの人数がサブスリーを達成しているようで、過去にスポーツ経験がなくても、地道に練習していると達成が可能な目標として多くの人が話している。走るってことは人間の原始的な動作の1つなので、速さや長さを問わなきゃほとんどの人ができるシンプルな運動。

 

対して、水泳はそもそも、水に浮く、呼吸をする、手足を使って前に進むといった競技以前に泳動作を習得しなきゃいけない。それが出来たところで、多く人がクロールだけできるようになって、その後バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎとクロール以外の泳ぎ方を習得する必要がある。

 

平泳ぎだと、泳ぎ方の習得、泳げる距離の延伸という作業が終わって、ようやく決まった距離を何秒で泳げるかって話になってくる。成人から水泳を始めたスイマーにとっては、50mをクロールで1分以内に泳ぎ切ることがチャレンジなわけなので、泳速度が4種目で1番低い平泳ぎで1mを1秒以上の速度で泳ぐことは、一般の人にとっては相当のチャレンジになるだろう。

 

走ることを専門に練習してこなかった、私を含む全ての市民ランナーにとって、マラソンで3時間を切ることは相当のチャレンジだけど、陸上経験者にとっては、私が50m平泳ぎを50秒で泳ぐことをどう思うかと同じ感じで捉えているんだろうと想像する。

 

生い立ちでの競技歴や競技経験は、成人になってからのスポーツのパフォーマンスに大きく関与するだろうから、競技経験者は経験のない人の取り組みがどんなものかという想像力を働かせて、謙虚に振る舞い、親身になってサポートするべきで、

 

逆に我々のようなスポーツ素人(私でいうとマラソン)は、競技経験者は競技力の高低では、ある程度のアドバンテージを持って取り組んでいることを認識して、「人は人、自分は自分」ぐらいの気持ちで気持ち良く追い抜かれれば良いんだろうと思う。