かつ丼 | 風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」
僕がお休みの日に食べるものは決まっている。
いつもの蕎麦屋でかつ丼のご飯少なめか、福しんの味噌ラーメンと餃子か、大戸屋。

土曜日は違う蕎麦屋に行ってみた。駅から反対方向なので行ったことはない店。でも、蕎麦屋さんがあることは知っていた。

近所で工事でもしているのだろう、11時半ごろ着いたら作業服姿の人たちも多くて混み合っていた。
迷わずかつ丼。

目の前に置かれたどんぶりには、いつものお店と違って蓋がかぶっていた。
開けるのが面倒くさいので、なくてもいいです。


画像はお借りしました。

たくあん二切れ、キュウリの浅漬けが二切れ。いつもの蕎麦屋さんでは、細かく刻んだすごくっちっちゃい漬物らしきものが出る。
ホントにちっちゃい。一箸でつかめるぐらいちっちゃい。信じられないぐらいちっちゃい。

しまった! ご飯少なめというのを忘れた。
カツはいつもの店より大きい。でも、箸で持ち上げると衣がボロボロ落ちる。
玉ねぎどっさり。

味は──いつもの店の方がいいかな。原価は安そうだけど。

かつ丼って作ったことはないけど、卵を全投入しちゃダメでしょ?
仕上げに残りの卵を入れて、少しトロっとしたところもないと、ダメでしょ?

その意味では、失格。
でも、いつもの蕎麦屋さんが合格かといえば、そうとも言えない。

ご飯少なめを伝え忘れたため、1/3ぐらいご飯が残った。
みんなこんなにたっぷりのご飯を食べるのかと驚き。

それでも、かつ丼を食べて体を休めただけで、翌日のズボンのベルトがちょっときっちりとする。

すこし太りたい。

蕎麦屋でもらった50円の割引券は風に吹かれて飛んでいった。
多分もう行かないから、いいんだけど。


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