反体制的な音楽と捉えられていたフォークソングも70年代になると節目を迎えます。
当時のフォークソングの多くは「私たち」と歌いましたけれど、それが「私・僕」へと移り変わってゆきます。
そんな時代背景の元、「結婚しようよ」は大ヒットをしました。
反体制的なフォークソングは変わり始めたのです。
しかし、「結婚しようよ」は当時のすべての若者に受け入れられたわけではありませんでした。それまでの反体制的なフォークを好む人達からは軟弱な歌だと反発を受けたのです。あの拓郎がコンサート会場で「帰れ」コールを浴びる事もあったようです。
深夜放送で「結婚しようよ」が初めて流れた日の朝、クラスがこの歌の話題で持ちきりになったことを覚えています。
そんなふうに、テレビに映る学生運動を見て、何がしたいんだろうこの人たち、と思った僕たちの世代はとても衝撃を受け、とても素直に「結婚しようよ」を受け入れました。
その「結婚しようよ」のB面です。
裏返してこの歌が出てきたときは感動しました。
短いイントロの中に、押さえる指で叩くように音を鳴らすハンマリングや、押さえた指を動かして音の高さを変えるチョーキングが使われていますね。美しいです。
こういう歌を佳作というのでしょう。惜しくも入賞は逃したけれど、それに次ぐという作品です。
とても気になるのですが、作詞伊庭啓子(四角佳子)と出ますが、全くの別人です。
四角佳子さんといえば拓郎の最初の奥さんですが、伊庭啓子さんは広島フォーク村の人のようです。
バスが止まって 外は雨がふっている
ガラス窓に いっぱい並んだ雨だれの
むこうで誰かが タバコに火をつけた
そろから人は 皆 傘をさして
まれで心を 傘でかくせるみたいに
そして黙って 雨の中を歩いてる
それから雨は どこかの風と一緒に
茶色のハッパを 一枚落としていった
それから 皆 雨にぬれて歩いてる
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