どうにも休みがうまく使えない | 風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」

店を変ってから、お休みが日曜日になった。
とはいえ、これは希望ではなく、人手の足りている日、休めそうな日で決まってくる。

先週の土曜日はいくらか早く上がれたので、職場の近くのBOOKOFFに行った。そう、いつだか行ったら21時閉店でほとんど何も見られなかったあのお店だ。

なかなか見つからなかった有川浩の『海の底』があった。
ものすごく読みたいというわけではないけれど、『塩の街』『空の上』から続く三部作だから、一応押さえておくべきだと思ってのことだ。



そして、「あ」から流れて、「い」の伊坂幸太郎を眺める。他を見てなかったら買おうと、候補を2つぐらい決める。うん、広いということはいいことだ。買いたいものがたくさんある。

そして、「さ」行の作家を探す。もちろん、佐藤正午。
いつも行くBOOKOFFにはほとんどない。

直木賞を受賞したのに、読者は増えなかったのか、あるいは、佐藤正午ファンであればこそBOOKOFFに売りに出さなかった人が多いのか。

僕は後者を信じたいけど、真実はわからない。

そして僕は、弾かれたようにしゃがみ込んだ。うん、今頭上を銃弾が走り抜けたような、そんな素早さで。

あた~あた~!
僕はそっと棚から抜いて、それを手に取った。『鳩の撃退法』上下巻だ。



まだ読み始めだから面白いところまでには至っていない。

誉田哲也の武士道シリーズを読んでから、僕はバーンアウト症候群に陥っている。
なんだか燃え尽きちゃったのだ。

その後も宮部みゆきを含め2人の作家の短編集を読んだけど、読書日記を書くに至っていないのがその証拠だ。

その宮部みゆきを読み終わってから、僕は厳かに『鳩の撃退法』を取り出した。
でも、睡眠時間が短いから、ちょっと眠いしだるい。

公園のベンチでいい加減疲れた僕は、足をまっすぐに伸ばし、ベンチに背中を預けて読書を続けた。

休みの前の日はとっとと寝て、休日を充分楽しむべきか?
いやいや、時間を気にせずいられるのが休みの前の日のいいところだろ?

僕は午後も早めに晩酌を初めて、夕方ちょっと寝て、19時ごろから活動を再開しようと決めていた。

けれど、目を覚ましたのは23時だった……。
就寝まで、わずか1時間。
おわたぁ、休みが、おわたぁ……。

そして月曜の朝、僕はひどく疲れた状態で目を覚ました。


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