商品説明
あさのあつこの『バッテリー』、森絵都の『DIVE!』と並び称される、極上の青春スポーツ小説。
主人公である新二の周りには、2人の天才がいる。サッカー選手の兄・健一と、短距離走者の親友・連だ。新二は兄への複雑な想いからサッカーを諦めるが、連の美しい走りに導かれ、スプリンターの道を歩むことになる。夢は、ひとつ。どこまでも速くなること。信じ合える仲間、強力なライバル、気になる異性。神奈川県の高校陸上部を舞台に、新二の新たな挑戦が始まった――。
第28回(2007年) 吉川英治文学新人賞受賞
第4回(2007年) 本屋大賞受賞
以下「BOOK」データベースより
第一部「イチニツイテ」
春野台高校陸上部、一年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感…。ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第一部、スタート。

第二部「ヨウイ」
オフ・シーズン。強豪校・鷲谷との合宿が始まる。この合宿が終われば、二年生になる。新入生も入ってくる。そして、新しいチームで、新しいヨンケイを走る!「努力の分だけ結果が出るわけじゃない。だけど何もしなかったらまったく結果は出ない」。まずは南関東へ―。新二との連の第二シーズンが始まる。吉川英治文学新人賞、本屋大賞ダブル受賞。

第三部「ドン」
いよいよ始まる。最後の学年、最後の戦いが。100m、県2位の連と4位の俺。「問題児」でもある新人生も加わった。部長として短距離走者として、春高初の400mリレーでのインターハイ出場を目指す。「1本、1本、走るだけだ。全力で」。最高の走りで、最高のバトンをしよう―。白熱の完結編。

最初はちょっと入り込めなかった。5ページ目ぐらいで「君にさよならを言わない」に切り替えたのだ。それはなぜかというと、地の文が主人公の神谷新二の軽いしゃべり口調になっているからだ。どうにもついていけなさそうだ。そう感じたのだ。
それでもめげずに再び読み始めたのは、吉川英治文学新人賞も凄いけれど、本屋大賞受賞作だということだった。本屋大賞はそそられる。
三部作で、高校の三年間が描かれている。
森絵都『DIVE!』が面白かったというのは書いたけれど、あさのあつこの『バッテリー』は読んでいない。今のところ読む予定もないけれど、僕はスポーツ小説が好きなのだ、ということに、瀬尾まいこの『あと少し、もう少し』に引き続き、気づかされた小説だった。
登場人物が多すぎて頭がついていけなかったけど、まあ、いいや、と読み進めた。
面白かった。ものすごく面白かった。至福の時間だった。
僕は世間の評価で小説を選んでは来なかった。自分で手にとって買ってきた。あらすじを読み、最初の数行を読んで選んできた。
そのせいで、メジャーな小説というのはあまり読んではこなかったはずだ。自分の目で選ぶんだ。それは本読みとしてのプライドだったのかもしれない。
そのスタンスを変えたのは最近だけど、それも悪くないと思える一作だった。もちろんハズレのこともあるのだけれど。
佐藤多佳子は何冊か読んだはずだけれど、あまり記憶に残っていない。
でも、これは良かった。
読み終わっちゃった……読み終わっちゃったよぉ。これからどうしようって感じです。
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