人身事故 | 風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」
朝の電車で「山手線が人身事故のため、大幅な遅れをもって運転しています」とアナウンスがあった。
7時台で動いているということは軽微であったか、朝一番の事故だったはずだ。起きた直後は、当然のことながら動かないから。

人身事故のアナウンスはよく耳にする。毎年、年の瀬に向けて増えていくように感じるのは僕だけだろうか。

国土交通省のデータによれば、国内の鉄道自殺は毎年500~600件台で推移しているそうだ。そんな中で、関東で起きる人身事故の約6割は自殺だといわれる。

もっとも多い原因が金銭苦だという。しかしこれはどうだろう。僕には、4割が偶発的な事故とは思えないのだけれど……。

人身事故はほとんど報道されない。有名人ではない限りニュースにはならない。
救助しようとした人が巻き込まれた事故というのは記憶に残っているけれど、それは報道されたから。
助けようとして亡くなったのは男性の方もいたし、女性の方もいた、警察官もいた。
それらはニュースになる。

報道されないのは警察が発表しないから、ということになるのだろう。
警察が、自殺報道の後は自殺者が増えるという「ウェルテル効果」を慮っているのかどうかはしらない。

ちなみに「ウェルテル効果」とは、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」からきている。

「死ぬ気になったらなんでも出来る!」

そうか? 自ら命を断つ人って、そんな言葉で救われるのか? 死ぬ気になったら、例えば必要な6000万円が即座に目の前に出てくるのか?
お気楽なことぬかすんじゃない。

何を書こうとしていたのかわからなくなってしまった……。

後一日、もう一日だけ、生きてみないか。
そう、あと一日だけでも。
何もかもぶん投げて、あとイチニチだけでも。

井上陽水/傘がない



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