花も嵐も踏み越えて | 風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」

作詞:西條八十 作曲:万城目正
唄:霧島 昇 / ミス・コロムビア
『旅の夜風』



気がつくと、僕はこの歌を口ずさんでいることがある。それはどうだろう……ちょっと辛いときかもしれない。

もちろんこの歌は、僕の生まれるはるか前のものだけれど、昔の歌は美しい。この歌詞は西条八十だから余計にそう感じるのだろうか。

花も嵐も踏み越えて
行くが男の生きる途(みち)
泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
月の比叡(ひえい)を独(ひと)り行く

優しかの君ただ独り
発(た)たせまつりし旅の空
可愛い子供は女の生命(いのち)
なぜに淋しい子守唄

加茂の河原に秋長(た)けて
肌に夜風が沁みわたる
男柳がなに泣くものか
風に揺れるは影ばかり

愛の山河(やまかわ)雲幾重(くもいくえ)
心ごころを隔てても
待てば来る来る愛染かつら
やがて芽をふく春が来る

花も嵐も、踏み越えてきたっけか。
それは男でなくたってね。

西条八十といえば、映画『人間の証明』でその詩を使われて一世を風靡した感がある。
その詩は『ぼくの帽子』といった。

つづく


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