前を見て、横を見て、時折空を見上げながら歩いてゆく。ゆったりのんびりと景色が流れる。
両の腕を曲げ、顎を引き、時に小走りに、ときに全力で我が道を走る。それにつれ景色も早く後ろに流れ、耳元で風が鳴る。
あるとき、その足を止めるものに遭遇する。
足元を見る、上を見上げる。そしてそれがこの足を止めたのだと認識する。
生きる意味を問いかけるとき、目の前にあるのはこんな壁だったりする。あるいは、逃れようのない塀に囲まれていると感じたときだったりする。それはまるで四面楚歌。
でも、答えなんてどこにも書かれてはいない。
それはそうだ。生きる意味は人によって、その欲求によって違うのだから。
○人間が自分で意味を与えない限り、人生には意味がない。
○人生の意味はひとつしかない。生きるという行為… それ自体なのです。
─エーリッヒ・フロム(哲学者)─
僕たちは、人の体にいっとき宿った永遠の旅人。
意味を見失うことなんて誰にでもあるはず。
そんなときは、生きる意味ではなく、生きがいを探すほうが楽だったりする。
人のために生きてみる時間も、自分の救いであったりも。
生きる意味を見失ったって恐れることなどないさと、僕の中の誰かが教える。苦しくたって辛くたって悲しくたって、生きることが大事なんだよと、微笑みかける。
そう、これがきっと、大事なこととどうでもいいことの、もっとも大事なことに違いない。
どれくらいの値打ちがあるだろう?
僕が今生きているこの世界に
すべてが無意味だって思える
ちょっと疲れてんのかなぁ
手に入れたものと引き換えにして
切り捨てたいくつもの輝き
いちいち憂いていれるほど
平和な世の中じゃないし
一体どんな理想を描いたらいい?
どんな希望を抱き進んだらいい?
答えようもないその問いかけは
日常に葬られてく
君がいたらなんていうかなぁ
「暗い」と茶化して笑うのかなぁ
その柔らかな笑顔に触れて
僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに
決して捕まえることの出来ない
花火のような光だとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい
誰も皆 悲しみを抱いてる
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?
Mr.Children/HANABI
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