唇をかみしめて目の前に世界が広がる。それは無限のように見えて、思いの外狭い。それを知るようになったのは、やはり大人になってからだろうか。唇を噛み締めながら、そぼ降る雨に肩を濡らしながら、僕はどこまで歩くのだろうか。それでも僕は、少し笑う。雨が降ろうと風が吹こうと、僕は少し笑う。それはきっと、諦めや妥協ではなく、僕が成長した証に違いないと信じて。唇をかみしめて 吉田拓郎 ポチポチッとクリックお願いします。短編小説 ブログランキングへにほんブログ村