いつの頃からだろう? 義理チョコなるものがはびこり始めたのは。
う~ん……かれこれ30年ぐらいになるのだろうか?
僕は若い頃から、この義理チョコというのが大嫌いで、バレンタインデーはいつも憂鬱だった。
バレンタインデーほど嫌いな日はなかった。
「あ、ありがとう」と微笑みながらも、面倒くさいなぁと、心底思うタイプなのです。
過去に何人かからもらったことのある、高級チョコの代名詞で本命チョコだったGODIVAも、400円ぐらいのアソートタイプも出てお手軽になったし、何だかよく分からない状況に陥り始めてます。
チョコをあげる女性の方からしたら、日頃お世話になっているお返しとしてお手軽なのでしょうが、もらう方は困るのです。
日頃のお世話に関する感謝であるなら、君の目線だけで充分。
そして、義理チョコから解放されて数年、心穏やかにバレンタインデーを迎えられるようになりました。ま、世の中にはこんな男もいることを忘れないようにして欲しいです。
もらったチョコの数を競う男なんて、僕にいわせれば、馬鹿丸出しです。
バレンタインチョコは、本気だけにしようぜ!
僕がもらって嬉しかったバレンタインチョコは、初恋の○子ちゃんからの物だけです。
僕が中一の頃の話で、その日はなぜか、
「○○君チョコ好き?」と言ってはチョコをもらい。
「○○君は、チョコ食べる?」と言ってはチョコをもらい。
今日は何でチョコなんだろうと?
それも、本人からではなく、取り巻きの女の子たちからで、
「これ、○○さんから」って……。
男臭さ一直線の僕は、バレンタインなんて知らなかったんだね。
でもって、学級委員長である僕が、
その女の子二人に挟まれて職員室でお説教┐( ̄ヘ ̄)┌
その職員室からの帰り、
「ごめんね」って二人から言われて、
なんて答えたのかは覚えていない。
時代だね。
そうそう、バレンタインチョコのエピソードは、短編小説「キスより簡単」に、書いたよ。
姪っ子が初恋の女の子の、そのチョコ食べちゃった。ストロベリーのチョコ。
あれ、実話です。
僕は初恋の人からもらった初めてのバレンタインチョコを食べていない、悲しい男なのです(ノд-。)
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