うんと子供の頃、雨が降ったら空一面が雨だと思ってた。台風なんて来ると地表はもちろんだけど空も全部荒れ狂ってると思ってた。だから、どんなときも雲の上は太陽が顔を出していると知ったときは、それこそ天地がひっくり返るほどの驚きだった。
Wikipedia ギャラリーより「天使の梯子」
この間、雲の切れ間から幾筋もの天使の梯子が伸びるのを見たよ。朝夕なんか、曇天の雲の隙間を縫って差す光の筋は感動的ですらあるよね。天使の梯子はいろんな呼び名があるけれど、光と影の画家レンブラントがよく描いたらしく、それにちなんだ「レンブラント光線」というのはしゃれてるよね。
嵐が怖くて目を閉じていたら、お日様が呼んでも気がつかないかもよ。世の中いいことばかりじゃないけれど、悪いことばかりでもない。
さ、光の差す方へ進もう。茨なんて踏み潰してさ。
PS 「天使の梯子」といえば、村山由佳の恋愛小説「天使の卵」←(読んだのはずいぶん以前だけど面白かったよ)の続編だけど、なぜか続編には入り込めなくて途中で読むのやめちゃったんだ。
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