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福岡の内科外科院長のブログ

福岡の内科外科院長のブログです。医療の事はもちろん、日々のクリニックでの出来事など投稿します。

皆様、こんにちは。消化器内科外科の院長です。

胃カメラ・大腸カメラをはじめ、おなかの痛みや痔などの消化器系疾患を専門としています。今回もお腹の不安が少しでも和らぐ情報をお届けしていきます。


大腸カメラは怖い検査ではなく、大腸がんを防ぐための強力な味方です。2026年の今こそ、福岡で一度きちんと検査を受けておきたいと考える方が増えています。ここでは、胃腸内科外科の専門医の立場から、大腸カメラの必要性と福岡で受ける際のポイントをわかりやすく解説します。

 

 

 

1.大腸カメラが重要な理由

 

 

大腸がんは日本で増え続けているがんの一つで、男女ともに罹患数・死亡数が上位に入る身近な病気です。特に40代後半からリスクが高まり、50代以降では「検査を受けたかどうか」がその後の健康を左右すると言ってよいほど重要になります。

 

大腸がんの多くは、最初からがんとして現れるのではなく、「大腸ポリープ」という小さな良性の隆起から時間をかけて進行していきます。この段階で見つけて切除してしまえば、がん化を防げるため、大腸カメラは「治療を兼ねた予防の検査」として大きな役割を果たします。

 

 

 

2.福岡で大腸カメラを考えるべき人

 

 

福岡は人口が多く、外食文化も盛んで、お酒を飲む機会も少なくありません。そのぶん、大腸への負担が大きくなりやすい環境です。次のような人は、年齢に関係なく一度大腸カメラを検討した方が安心です。

 

・便に血が混じる、黒っぽい便が続く 

・下痢と便秘をくり返す、便が細くなってきた 

・家族に大腸がんや大腸ポリープの既往がある 

・40代以降で一度も大腸検査を受けたことがない 

 

これらは必ずしも大腸がんを意味するわけではありませんが、「様子を見ていい症状」ではありません。福岡市内には大腸カメラを専門的に行うクリニックや日帰り内視鏡センターが多く、比較的受けやすい環境が整っています。

 

 

 

3.大腸カメラの流れと「つらさ」への不安

 

 

大腸カメラと聞くと、「痛そう」「恥ずかしい」「準備が大変そう」といったイメージを持つ方がほとんどです。ただ、ここ数年で検査の負担は大きく減っています。

 

検査前には、前日から食事制限と下剤による腸内洗浄を行い、腸の中をきれいにします。当日は、点滴で鎮静剤(眠くなる薬)を用いることで、「気づいたら終わっていた」と感じる方も少なくありません。肛門からカメラを挿入して大腸全体を観察し、ポリープが見つかれば、その場で切除できることも大きなメリットです。

 

検査時間そのものは20〜30分程度で終わることが多く、その後、しばらく休んでから帰宅できます。仕事をしながらでもスケジュールを調整しやすく、福岡では土曜検査や早朝検査に対応している施設も増えています。

 

 

 

4.痛みを減らす工夫と、施設選びのポイント

 

 

「過去に大腸カメラがつらかった」という経験がトラウマになっている方もいますが、最近は検査技術と機器の進歩により、痛みの少ない検査を重視する施設が増えています。空気の代わりに二酸化炭素を使用して腸を膨らませることで、お腹の張りや不快感を軽減できる方法も一般的になっています。

 

福岡で施設を選ぶ際は、以下の点を確認すると安心です。 

・消化器内視鏡専門医が検査を担当しているか 

・鎮静剤を用いた「眠っている間の検査」に対応しているか 

・ポリープ切除まで同日に行える体制か 

・検査件数や実績が公開されているか 

 

公式サイトの「医師紹介」「内視鏡について」のページを読むと、その施設がどれだけ大腸カメラに力を入れているかが分かります。事前相談や電話で不安点を質問できるクリニックなら、なお良い選択肢です。

 

 

 

5.大腸カメラのリスクと注意点

 

 

大腸カメラは有用な検査ですが、医療行為である以上、わずかながらリスクも存在します。ポリープ切除時の出血や、ごくまれな穿孔(腸に穴があく)などが代表的です。ただし、これらは熟練した内視鏡医のいる施設では確率が低く、多くは検査中・検査後の適切な対応でコントロールできます。

 

抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を飲んでいる方や、重い心臓病・肺の病気を持っている方は、事前に必ず申告する必要があります。福岡の多くの施設では、事前問診で薬や持病を丁寧に確認し、安全な検査のために内科主治医とも連携しながらスケジュールを調整しています。

 

 

 

6.福岡で大腸カメラを受ける前に準備しておくこと

 

 

安心して検査に臨むためには、事前の情報整理が役立ちます。 

・これまでの検診結果(便潜血検査など) 

・便通の状態:下痢・便秘・血便の有無 

・家族の大腸がん・ポリープの有無 

・現在服用している薬、サプリメント 

 

これらを書き出して持参すると、医師がリスクを評価しやすくなります。また、「検査への不安」「痛みが心配」「仕事との調整」など、気になる点は遠慮せず初診で相談して構いません。専門医は、その不安を一つずつ解消しながら最適な検査方法を提案します。

 

 

 

7.2026年、「いつか」ではなく「今」受ける意味

 

 

大腸がんは、症状が出てから見つかるより、「何も起きていないとき」に見つける方が、治療も軽く、予後も圧倒的に良くなります。福岡のように医療インフラが整った地域では、「検査を受けない理由」より「受けないともったいない理由」の方が多いと言えるほどです。

 

2026年を、「大腸の健康と向き合う年」と決めてみてください。一度しっかり大腸カメラを受けておけば、「しばらくは安心できる」という大きな心の余裕が生まれます。不安を先送りにするより、一歩踏み出して、これからの生活を安心して楽しめる土台をつくることが、何よりの健康投資になります。