福岡での大腸検査と大腸ポリープ切除は、健康な生活を守るために大切な処置です。大腸検査は、便秘や血便などの不調を感じた際や、家族に大腸がんの病歴がある場合、40歳以上の方は検査を検討されることが推奨されます。福岡での検査では、鎮静剤や麻酔を使用した無痛検査や、日帰りでのポリープ切除も可能です。患者様に合わせたスコープの選択や、苦痛の少ない挿入法もあります。福岡での大腸検査・ポリープ切除は、早期発見と健康維持のために、多くの方にお勧めいたします。
1. 大腸検査の重要性
大腸の病気は、初期症状が無症状で進むことが多く、年齢や家族の病歴を考えると一定年齢からは定期的に検診すると安心です。ますは、その重要性をお伝えします。
⑴ 大腸検査を受けるべきサイン
・便潜血検査で陽性
便から血液が検出された場合、大腸内の異常を示す可能性があります。
・40歳以上の方
40歳以上の方は、又は近親者に大腸疾患の既往がある方は、定期的な大腸検査を検討しましょう。
・便秘や下痢が続く
長期間の便秘や下痢は大腸の不調のサインとなります。
・異常な便の形状や血便
便が細長い、ティッシュに血がつくなどの異常は大腸疾患を知らせるサインです。
・家族歴がある
血縁者に大腸がんの病歴がある場合は、リスクが高まります。
・痔やしこりを触れる
肛門周辺の異常やしこりを感じた場合は大腸の異常が考えられます。
・食生活や生活習慣のリスク
欧米型の食生活、肉中心の食事、喫煙、運動不足、アルコール摂取が続く場合は要注意です。
・体重減少や食欲不振
急激な体重減少や食欲不振は異常のサインとなります。
・肥満傾向や糖尿病
肥満や糖尿病の状態が続く場合はリスクが高まります。
・定期的な運動不足
運動が不足している場合もリスクが増加します。
これらのサインが複数該当する場合、専門的な大腸検査を検討し、早期発見・早期治療をしましょう。
2. 大腸カメラ検査の進め方
大腸カメラ検査を選ぶべき方々に向け、検査の進め方や注意点などお伝えします。
⑴ 検査の流れ
大腸カメラ検査は、大腸の内部を直接観察することができる検査です。
・外来受診し、診察、検査の予約を行います。
・検査前日
検査の前日は、朝から食事を消化の良いものにして、乳製品や食物繊維の多いものは取らないようにしましょう。
・検査当日
検査当日は、朝から絶食します。脱水予防のためにお水は飲んでいただけます。
既往症があり服薬を必要な方は事前にご相談ください。状況に合わせて指示いたします。
予約時間に来院された後は、着替え、血圧測定、心電図検査などの準備を行います。また、腸を綺麗にするお薬を2時間ほどかけ飲んでいいただきます。
大腸カメラ検査は、痛みや苦しさを抑える為、鎮静剤や全身麻酔によって検査を行います。鎮静剤は、苦痛や不安を軽減し、麻酔は眠ったままで行いますので、安心して検査を受けていただけます。
検査自体は30分程度で終了です。ただし、事前の準備から検査後の休憩を考えると数時間かかりますので余裕をもって臨んでください。
・検査後
検査後は、ベッドで安静にて、しばらく休憩していただきます。鎮静剤や麻酔の影響で、頭がボーっとしたり、立ちくらみがしたりすることがあります。
検査後は、車の運転や飲酒は控えましょう。
3. 大腸ポリープ切除と病理検査
⑴ 大腸ポリープの切除
大腸カメラ検査中にポリープが見つかった場合は、そのまま切除も可能です。
そもそも、ポリープとは粘膜面上の隆起性病変を指します。多くが無症状で、検査により偶然発見されることがほとんどです。2㎝未満の小さなポリープは、大腸検査の際、切除できます。
大腸カメラ検査で切除したポリープのその後ですが、病理検査室で組織診断が行われ、ポリープの種類や悪性度が判定されます。
悪性腫瘍であれば追加の治療が必要です。
低悪性度の場合でも、再発を予防するために、最低5年に一回は定期的な大腸カメラ検査が必須です。ポリープの再発リスクは5年で約30%、10年で約50%とされています。
4.福岡で大腸検査・ポリープ切除を検討中の皆様へ
福岡県内には大小多くの病院やクリニックが存在します。その中でも、自宅や会社の近く、通院しやすい医療機関も多数あるでしょう。ただし、通院しやすいだけではなく、できるだけ、大腸内視鏡検査やポリープ切除など技術の確かな、専門医を選ぶようにしてください。
専門医や検査・ポリープ切除のできる病院やクリニックを探す場合は、医師や病院を一覧で紹介するサイトや、SNS、ホームページ、口コミなどを参考にされるとよいでしょう。
そしてこの記事が、皆様の健康のための第一歩として、検査の後押しになることを祈ります。