アダム・リッポンが左足首の骨折と捻挫で全米を棄権するというニュースを知り
何故この時期に・・・と非常に残念な気持ちになったけれど
本人の出したコメントを読んで襟を正す思いになった
 
「今回のことを停滞とは捉えていない」
「怪我をしているのは左足首から下だけなのだから
氷を離れる間、トレーニングして改善するところはたくさんある」
 
「信じて欲しい
ぼくはこの怪我からただ復帰するだけではなく
この怪我をしたからこそもっとよくなる」
 
「僕はオリンピックに出る
僕はポジティブで楽観的だ
自分に他の考えは受け付けさせない」
 
「いつだってぼくば他の人なら後退だと思う状況から成長してきたし
今回も例外ではない
僕は成長し、前進し、2018年の全米とオリンピックに
一番いい状態で臨むための機会だと捉える」
 
 
「僕は立ち上がる。
それが僕だし、それがチャンピオンのすることだから」
 
 
 
 
全米王者として彼の自信と矜持がうかがえるコメントに
彼もまた
王者としての誇りを持って自分の道を自分で切り拓く人なのだと改めて感じた
 
 
リッポンは何度も挫折を経験している
ずっと目指してきたソチの代表選考から外れた時に精神的にボロボロになり
一時期スケートを離れ引退も考えたという
彼はそれでもやはりスケートが自分が自由でいられる場所なのだと
もう一度競技者となることを選択し復活を遂げた
 
 
昨年彼はスピーチの場でこう述べていた
 
「スケートは生きる教訓をたくさん教えてくれる
けっしてあきらめないこと
自分に限界を与えないこと
失敗は恥ずかしいことではないことや
勝者になれるかどうかは失望にどう対処するかだということ
そして、どんなときでも自分に誇りを持つべきだということ」
 
「転んで、また起き上がるのも人生の一部なんです
どんな状況におちいろうと、その状況に感謝の気持ちをもつこと
それは自分をより強く、よりよく変えてくれるものだから」
 
 
彼の自分を信じる強さはどんな状況でも揺るがない
そして、それは今までの彼自身の経験や生きる姿勢に裏打ちされたもの
 
 
 
 
羽生選手が氷に乗れなかった2ヶ月の間
「この2か月間は無意味なものではなかった」と言い切ったように
降りかかる出来事をどう解釈し
どのように日々を過ごすのかはそれぞれ自分次第だ
 
羽生選手もまた怪我をしたこと
そして、今までしてきた経験すべてが無駄ではなかったことを
自らの結果で証明していく
 
「自分が無駄じゃないと思うこと自分がこれをすべきだと思えることを
日々積み重ねていく。」
「一つひとつ積み上げていって自信をつけることが大切」
 
 
 
リッポンが来季に再び鮮やかに復活を遂げ
全米とオリンピックの舞台で
人々の心を大きく揺さぶり記憶に残る演技によって
自分の言葉を自ら証明することを楽しみに待ちたいと思う