テレビのバラエティ番組に女子高生が何人か出演していました。その子達の名前が、この漢字の組み合わせでそう読むんだ!? というお名前ばかりで驚きました。キラキラネームというほどではない、やさしい響きの大和言葉のような読みだったんですけど、この漢字とこの漢字でそう読ませるんだ!? という。


ま、今さらですが。高校野球の出場選手達も、アナウンスがあって、あぁそう読むのね、ということが増えてますしね。


で、私の名前ですが、昭和の子なので“◯子”という当時の普通の名前なのですが、読みがマイナーなのです。人名としてはこうも読みますと漢和辞典には書かれていますけど、たいていの方は先ずメジャーな読み方で呼びます。

まあそれは、マイナーな読みにしたこちらの責任なのでしかたないのです。

名付けた父に聞いたら、それなりに意味を考えて付けてくれたらしいですし。


が、事件は私が小学校に入学した時に起こりました。

入学式が終わり教室に入った私は戸惑いました。私の名前がないから。 

机やロッカーにはそれぞれの名前を平仮名で書いた紙が貼ってありましたが、“◯◯こ”、ではなくメジャーな“☓☓こ”と記されていたのです。漢字なんて知らない子供です。教えられている、家族に呼ばれている“◯◯こ”が私の名前です。たぶん半べそだったのかな。


当然母は訂正を申し入れました。

が、とてもベテランの担任の先生は、頑なに認めなかったそうです。これはそうは読みません!


プライド故なのか母の抗議の言い方がアレだったのか…。

違う読みだと言うのなら、お母さんが書き直してください!

母は自分で書き直して帰ったと言います。

後年何度も聞かされた話です。


今なら大問題になるかもしれませんが、なにせ昭和、ですから。


今の子達はどんな読みでも、個性だからと認められるんでしょうね。親御さんが達が考え抜いたお名前ですものね。


私が息子達の名付で一番心配したのは、読み間違えられないかどうか! 反面教師? トラウマ?




そう言えば、登場人物が難読名前ばかりの小説がありました。


西澤保彦著『神麻嗣子の超能力事件簿』


超能力や超能力の遣い手は存在すると国は認めたけれどまだ一般市民にはその存在は知らされていない、そんな世界が舞台のミステリー小説シリーズです。 


超能力を使って完全犯罪を成そうとする犯人を探して事件を解決し、超能力者及びその犯罪を市民に知られないよう隠蔽する国家機関「超能力者問題秘密対策委員会(チョーモンイン)」の出張相談員(見習)神麻嗣子(かんおみつぎこ)が主人公です。


その他の登場人物は、保科匡緒(ほしなまさお)、能解匡緒(のけまさお)、神余響子(かなまりきょうこ)など…。


設定や登場人物の名前などがややこしいお話。

作家さんは亡くなったし、本も多分絶版でしょうが、消えてしまうのは惜しいシリーズてす。

着物に袴で三つ編みという大正女学生姿でペンギン歩きの嗣子ちゃんがかわいいので、誰かアニメに発掘してくれないかな。