大崎梓、岸本葉子ほか著『おひとりさま日和』


一人暮らしを楽しむ女性の物語を6人の女性作家がそれぞれ描いた短篇集です。


大崎梓「リクと暮らせば」

岸本葉子「幸せの黄色いペンダント」

坂井希久子「永遠語り」

咲沢くれは「週末の夜に」

新津きよみ「サードライフ」

松村比呂美「最上階」


夫を亡くして独りで暮らす不安な思いを番犬やご近所さんが和ませてくれた。

独身の楽しみはナイトシアターだったり、料理だったり。どんな映画を観ようと、何日も同じ料理を工夫して作り続けようとも誰にも文句は言われない。


一人暮らしは寂しいとか決めつけてあれこれ言いたがる人はいるけれど、では家族の中にいれば孤独は感じないのかと問えばそうではないでしょう。

独りは独りの楽しみがある。

人の充実した生活は人それぞれ


女性達が元気に生きていく楽しい物語集です。


初めて読む作家さんのもありましたが、そういうチャレンジができるのもアンソロジーの良い点です。

おもしろかったです。