屋根裏部屋の秘密 | 意識が世界を創っている

意識が世界を創っている

心と身体のつながりを日々研究中
面白いことをみつけたら不定期でつぶやいています

先日、次女と久しぶりに買い物に行きました

 

本好きな二人が最後に寄るところは本屋さん

 

ここのところ私は根をつめることが続いたので脳を休憩させたくて

軽い読み物を探していました

 

一冊の本が目に止まり、題名を見ただけでどうしても読みたくなり

中身も確認せずにそれを買いました

 

著者は松谷みよ子さん

 

そのジャンルをよく知らない私の

「児童文学だからきっとファンタジックな・・・小人さんと遊ぶとか・・」という予想に反して

1980年代に書かれたその本は731部隊にまつわる話でした

 

(そういえば松谷みよ子さんは何冊か戦争にまつわるお話を書いていらっしゃったような・・)

 

731部隊に関しては高校生の時に森村誠一氏によるドキュメント本を読んだことがありました

当時は「人間(それも日本人)がそんなにひどいことを!」と強い衝撃を受け、そこから

いくつか関連するものを続けて読んだものです

 

その時、戦争や人類の愚かさ、醜さ、悲しさを知ると同時に

そのただ中にありながらもそっと捕虜を逃したりお互いを庇いあったりという実話にも触れて

そんな人としてのあり方に気持ちが救われたこともありました

 

物語のあとがきでは戦後731部隊から米国にわたった実験データなどの資料が

やがてのちに起こった薬害エイズにまで影響を及ぼした経緯を紹介していました

 

戦争の教訓は確かに必要です

ヒロシマに刻まれた

「安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませぬから」という力強い宣言に

私は今でも胸を打たれます

 

だからと言って人類がかつて犯した過ちにがんじがらめにされていたのでは

次に出す一歩を間違えてしまうとも思っていて

 

あえて断言すると

 

過去は変えられないけど

私たちはつぎの瞬間を常に創造しながら生きているのだから

過去の悲惨な出来事をそのままコピーしたような事態にはなりえない

 

何より時代は後戻りしない

『人間はいつの時代でも同じ』ではありえない

テクノロジーとともにその精神性も進化している

と確信しています

 

そしてその確信が過去の負の遺産をより良きものへと転換していく

エネルギーになり得るのだと。

ええもう、そう確信していますニコニコ

 

なぜ確信できるのかって?

私がそう思うからです

 

それにしても

私よ、なぜこの本をピンポイントで選んだ?