自分と世界への信頼 | 意識が世界を創っている

意識が世界を創っている

心と身体のつながりを日々研究中
面白いことをみつけたら不定期でつぶやいています

先日、友人が訪ねてきた

彼女が抱える問題を話し、私はそれをただ聞いていた

 

 

彼女の眼の前に現れた事象を問題と認識しているのは他ならぬ彼女自身

(確かにその状況はつらいだろう、悩むだろうという内容だとしても)

 

ただ視点によっては

 

明らかに彼女に一歩を踏み出せとせまっているとしか思えない状況で

彼女はそれを踏み出さずに、どうしたら現状を維持していけるかに

心を悩ませている

 

事象は複雑に絡み合っていてお互いに干渉しあい、それがさらなる

化学反応とも言える事態を生み出しているので

その渦中の本人たちは

まさかこれがとてもシンプルな構造とは思ってもいない

 

なぜあなたはそれを不快で嫌な出来事と捉えてしまい

自身の身体が傷つくまで

その心が追い詰められるまで

その問題を後生大事に抱えているのか

 

それはもう、一つ一つ自分自身に聞いていくしかない

 

わたしは私に聞いていく

 

なぜあの時、嫌だって言えなかったの?

きらわれると思ったから

 

きらわれるとどうなるの?

ひとりぼっちになる

 

ひとりぼっちになったらどうなるの?

さびしくて恥ずかしい

 

さびしくて恥ずかしいのはいやなの?

いやだ、だってわたしはいらない人間だってみんなにわかっちゃうから

 

いらない人間だって知られないように

価値のない人間だって思われないように

あの時私はわたしに「嫌だ」と言わせなかった

 

そう

わたしをよりよく生かすように私が取り計らって

くれようとしたのね

私はわたしがどうしたら輝けるか

どうしたら幸せになれるかをいつもいつも考えてくれている

 

ありがとう

 

でもね

 

本当は

 

好きなものを好きと言っていいし

いやなものをいやと言っていいし

美しいものを美しいと言っていい

 

最初は怖いかもしれないけど

少しずつ

自分に正直になってみて

 

誰も嫌ったりしない

みんなに嫌われたりはしない

実は

嫌われたって大丈夫

 

またおそれが出てきて時々は心と反対のことを

言ってしまったりやってしまったりするかもしれないけど

 

それは私がわたしをよりよく生かそうとしてくれている証拠

ありがとう、私

 

あの時大丈夫だったよ

だから今度も大丈夫かもしれない

 

そうやって少しずつ少しずつ

自分の中の恐れを信頼に変えていくと

また

わたしをよりよく生かそうとしてくれる私が

少しずつ少しずつ手足を伸ばし始めて

気づいたときには

この世への信頼は確固たるものになっている

 

だからあなたのことを誰かに話して

誰かに話すと

不思議とあなた自身のランプが灯され

迷路が少し照らされてその道が見えることもある

 

だからあなたが自身と世界を信頼するまで

何度でも話を聞く

お役には立てないけど

話を聞く