ヌースの思考と池田晶子 | 意識が世界を創っている

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心と身体のつながりを日々研究中
面白いことをみつけたら不定期でつぶやいています

 

まずはヌーソロジーの講義(半田広宣氏)からの書き起こしを。

(ヌーソロジーは『無断転載大いにどうぞ』なのだそうです)照れ

・・つまり人間は宇宙というと必ず

「宇宙の広がり」「宇宙は大きい」とか思っているけれど、

そういうところに精神は存在しません。

 

精神が存在する場所は「時間の深みの中」だと思ってください。

空間の広がりの中ではなくて、皆さんの心の中に。

 

例えば皆さんが子供の頃を思い出すとき、

そこにありありと過去が浮かんでいるわけだよね。

みなさんの中にそういう能力があるということは、

みなさんの心は時間の流れというものを全部一括して、

一気に保持しているということだよ、記憶として。

 

そこに感じる、「自分の中にずっと続いているもの」

自分の中に「生きてきてずっと続いているって感じがしているもの」

それが精神なの。

そしてその方向に宇宙がある。

 

この幅の広がった広い空間ではなくて、自分の心の中に時間として

(哲学の言葉でこういうのは『持続』というんだけど)

その持続している深み、それが宇宙なんですよ。

 

もっと言うならそれが「生命」なの。

 

外から見て「ああ、細胞が動いている」とか

そういうものが生命ではなくて、

 

皆さんがじかに心の中に感じ取って

記憶とともに一緒にずっと携えている

その時間がない世界

それが命なんですよ

 

それをまず自分で確認してください

これは常に確認するといい

「俺の命はどれだ」って、それなの

 

そこでずっと続いている、それがあなたなの

 

そこに宇宙があるので

それを開いていくことがヌースの扉を開くし

死の空間を開くということの意味なんです

 

だから時間と空間の世界で科学がみているような、

外部から接触するような宇宙というのは実は『無』です

 

だってその心の中にずっと続いているものが

世界を見ているんでしょ、実際生きて

 

もしじゃぁずっと続いている自分がいなかったら、何があるの世界に

 

まずそこに軸を変えることがとても重要です

 

思考するときもその軸、その空間の深みを思考するの

それがヌースの思考には重要です

(半田広宣氏 2015年講演会より一部抜粋)

 

私たちが持つ記憶や思考はそういうものと

実感がある

 

だからとても単純に言ってしまうと

 

宇宙や思考や肉体も

私たちが思うようにできない世界じゃない

 

もちろんすごく単純に言うとですよ!

でも私たちが思うよりはずっと単純なんですが

 

この科学が言うところの「宇宙」

そのカラクリを見抜いていた哲学者、池田晶子

 

著書を引用します

『 しかし、それは本当のことなのだろうか。百五十億年前に存在した宇
宙が、我々を生み出したのだろうか。

 ここで、あっと気がついてみたいのは、ビッグバンにより存在した宇
宙が我々を生み出したというのは、それ自体が「考え」であるというこ
とである。いやそれは考えではなくて科学的物証であるという人もいる
だろう。しかし、それらの科学的物証を、ひとつの考えとして考える以
外、我々は考えようがないはずである。

 すべての事象は、「考えられて」、存在する。ここに、「ビッグバン
により存在した宇宙が我々を生み出したと考える我々を、ビッグバン
により存在した宇宙は生み出した」という、科学的物証を超越する認識
の入れ子構造が出現する。

 

考えるかぎり、誰も考えの外には出られないのだから、

「宇宙」と「我々」とは、じつは同じものだったと気づくのである。

当然のこと、この「我々」は、物理的のものではない。

時間的存在者ではないことになる。
池田晶子『人間自身 考えることに終わりなく』新潮社2007

 

 

池田晶子の言葉に出会っている私は幸運な奴なのである音譜

その著書をむさぼり読んで『???』

となっていたあの頃の自分に言ってあげよう

 

「大丈夫、量子場調整®とヌーソロジーに出会ってからは

この理解が一気に進むよ」グラサン

 

理解力がゆっくりなら人生って長く楽しめるという発見でもある合格

これほんと!