元も子もない話ですが…


さっき、すごく高い買い物をした時に

「幾ら物を買って増やしても

本当の自分にはなれないんだ」

と気づいてしまいました


完済も近いところで

またちょっとだけ借金増やしてしまいました


今回は借金の話は別件なので置いておきます




ずっとずっと憧れて

死ぬまでにやりたいことリストに入れる程

絶対に欲しい物リストに書いた物


とあるブランドの靴を買いました

物によっては10万以上するブランドの靴です


買わないで死んだら後悔する程

長年切望してた物なので

買ったことに後悔はありません


これから大切に

靴の寿命まで共に歩んでいくつもりです

靴だけにね!一緒に歩いちゃう


だから値段とか無駄な買い物とか

今はその話ではなく


購入した瞬間に二つの感情が湧いてきました


念願の靴を手に入れた感動(喜び)

同時に

これを履いても

理想の舞台に立つことはできない色褪せた寂寥感


願いや夢は幾つになっても叶えられる

確かにそうです

いつからでも遅くない


それと同時に

あの時叶えたかった「時」はもう戻らない

遅すぎたんです




購入して気づいてしまった


この靴を履いて立ちたい舞台があった

なりたい自分があった

でもその時は過ぎてしまったのよ

チャンスの神様は前髪しかないって言うでしょ

チャンスを捕まえる後ろに掴むところないのよ


「この靴」と「立ちたい舞台」はセットだったのだと

靴を手に入れてようやく理解しました


もうその舞台はこの世界には無いのだと…


残されたこの靴は

夢の残骸になってしまうのだろうか


私今まで何してたんだろう…



新しい舞台とか次の舞台とか

いつかまた見つかるだろうことは

経験上なんとなく分かります


時がくればきっと立ち直れるかもしれない


けれどそれにはまだ早くて…

その前にまだ

無くした時間をゆっくり悔やむ期間があっても

いいのではないだろうか



早くよくなって早く元気になって

それも分かる

けどその前に一度ゆっくり

絶望の海を見渡す時間も必要なのかな


折角、切望した靴を手に入れたのに

履いて立つ舞台がもう届かなかい夢だった


これからどうするか

まだ決められないので

しばらくは手に入った靴を眺めながら

心の整理をします


今はまだ次の目的も見つからない

いつかきっと見つかるかもしれない

その前に一度ゆっくり絶望の海を眺める


そんな状態です


人間は二足歩行だから

一歩ずつしか前に進めないのよ…