ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」

2024年 日本 112分

@MOVIX京都 平日18:20〜 観客32人


公開初日。

シリーズとしてはそんなに好きではなくなったので、必死で初日に駆けつけたわけではなく、たまたまだ。

1作目は超楽しかった。高校卒業と同時に社会に適応せよと野に放たれた殺し屋ふたりがオタオタしながら仕事はちゃんとキメる、そんな状況設定が超楽しかった。

2作目はふたりのキャラクターとアクションシーンに飽きてしまった。自分でも驚いた。退屈だったのだ。笑いも滑ってきてたし。アクションも1作目のほうが好みだった。てなわけで3作目公開前から始まった連続ドラマも見てない。


とはいえ、同郷の映画オタク阪元裕吾監督の才能は信じてるので見にきたのだけど、まひろのコミュ障ネタはいつまでやるのだろうとイライラしてきた。

救ってくれたのは、僕よりもっとイライラしてる前田敦子だ。イライラしてる人への正しい対処法だ。私のことは嫌いでも殺し屋のことは嫌いにならないでください!とヒステリックに言い出しそうなぐらいイライラしてて面白かった。もっとやれるけどな、前田敦子は。そうだ、全編でイライラしてて欲しかった。デレるのが早すぎたし、それは最後の最後の1カットだけにすればもっと気に入ったのにな。池松壮亮もよかった。

筋肉男のセリフは半分聞き取れなかった。面白くもない、凄味もない、あの役自体がいらなかったように思う。


2作目よりかなり盛り返したけど、阪元裕吾監督作なら「最強殺し屋伝説国岡」「ある用務員」「黄龍の村」「グリーンバレット」のほうが個人的に上。

そろそろ国岡と融合させそうな気がしてる。諸刃の剣だ、がんばれ阪元監督。