世界名作劇場または連続TV小説あるいは森田一義アワーの第二弾
※午前十時の映画祭にて
「マッドマックス2」
MAD MAX 2
THE ROAD WORRIOR(米題)
1981年 オーストラリア 95分
@京都シネマ 日曜9:50〜 観客15人
当時、姉兄四きょうだいで観に行って、あまりの面白さに膝がガクガク震えたもの。「レイダース」と並んで、映画館で映画を観る楽しさを植え付けてくれたのが本作で、その後、地元の二番館で「龍拳」と二本立てで見たのが、ひとりで映画館へ行ったはじめての体験。僕の森田一義アワーはここから始まった。死ぬほど見てきたけど劇場鑑賞は42年ぶり4回目。
活劇!1作目の悲劇性を薄めて、荒野に生を見い出す者たちを、アクションという映画言語で雄弁に語る活劇!しばらく忘れてた、本作が持つ破壊と爆走の意味不明な強烈な力を体感して大興奮できたので「午前十時の映画祭」はやはり名企画。キマった画、わかりやすい画、カメラワーク、空撮、キレある編集。すげえなと笑うしかなかった。
本作でマックスはマッドじゃなくなったからタイトルの意味はほとんどない。だから世界名作劇場または連続TV小説あるいは森田一義アワーと言い換えても支障がない。
お祭りだからパンフレットを持参。うちわみたいなものだ。