目指すはV8。


「マッドマックス:フュリオサ」 

FURIOSA : A MAD MAX SAGA

2024年 オーストラリア/アメリカ 148分

@T-JOY京都 平日10:00〜 観客27人


観客27人中、女性おひとりが8人。総数こそ少ないけどやはり現象として前作「怒りのデス・ロード」と同じことが起きている。

あと、僕が欲しがってるインターセプターTシャツ着てるおじさんもいた。語り合いたいな。


4回目の鑑賞は、待ちに待ったSCREEN X with Dolby Atmos!270度のパノラマ視野で見るオーストラリアの荒野!制作者の意図が最大に表現されるであろう驚異的なサウンド!令和6年最高の興奮で鑑賞したところ。。。


SCREEN Xはこの作品にフィットする。

周り全部が砂。この舞台だからこそ得られる没入感だ。ごちゃごちゃした場面では左右の映像が邪魔に感じたから。今後、他の映画をSCREEN Xで見るかどうかの判断材料になる。Dolby Atmosは普通のDolbyで十分かも。追加900円は、本作に関しては妥当。

フュリオサ炎の砂丘越えからのぶちかましはそれを最大に発揮!

SCREEN XとDolby Atmosに関係しないけど、最後の2人のやり取りは聞けば聞くほど面白い。1作目が好きだから。


没入したかったので、回を重ねるごとに気づく細かい点の探索を今回は諦めたのだけど、フュリオサの脱走(腕のとこ)は自力ではなかったことを確認。気づけて超嬉しい!ヒントはディメンタスの疲弊と統治力の無さだ。


「怒りのデス・ロード」と「フュリオサ」を優劣で白黒つけてしまうのはあまりにももったいない。白黒じゃない、まさにグレーな映画なのだから、1作目と「フュリオサ」は。「デス・ロード」とまた違う作風でたどり着いた大傑作。モヤモヤを抱きしめることでしかフュリオサに寄り添えない俺たちの大傑作。


V8まであと4回。上映回数減ってるからヤバい。アメリカでコケたとかはどうでもいい。この面白さ、彼らには伝わり難いだろうから、アメリカが発掘できなかった1作目の面白さを45年前に気づいていた日本人が奮起する時だ。清濁合わせ飲もう。