■ 第22週「嵐の気仙沼」

第107話感想(先々週火曜回)


まるでドラマの序盤みたいになんもできねえヒロイン…安達奈緒子脚本真性ドS決定(分かってたけど笑)


海水温は上昇し続けるといえば、経験と勘を信じるから悪くなる予測ばかりされても困ると言われ、個別対応こそ本領発揮だからほうれん草&ネギ農家さんから畑に雨が降らんと相談受けて喜んだのに、で、ずっと続くのかいつか戻るのかと問われて自然が相手だから(察して)と答えると「これは相談料はいるの?」と安達ドS奈緒子脚本に攻め立てられて…きっつー!


いやいや、うまくいかないことがデフォルトの世の中だよ、確かにね。

人は希望が欲しいものだよ、希望的観測の5文字は心地がいいものだよ、明るく生きるためにもね。

それにしたって…もう並のドラマなら大団円を匂わせながら主人公は成功体験を積んでいくフェーズだぞ。2年で結果出さなきゃならんのだよこっちは!社運とまではいかないけど、社の地平を拓く可能性だってあるんだよまたまた空回ってるど素人だけど!


と思ったら、久しぶりの登場サヤカさんが「100年早いわ」と高笑い。俺(俺)が何年掛かったと思ってんだと、たかがひと月やそこら空回ってる程度なんぞまだまだだぞと、モネに声を掛ける。


そうだ、サヤカさんは「なないろ」の一節を借りるならここの信者なんだ。


"躓いて転んだ時は 教えるよ

起き方を知っている事"


もはや老齢からのアドバイスなど、若き者たちには不要。信じて挑戦させることなんだ。いいなあ、この老いたる者の扱い。


ところがドS安達奈緒子脚本は、妹も楽にはさせない。姉妹に何か恨みがあるのか?

珍しく、いつものカレッジスウェットじゃなく淡い黄色のちょっと大人かわいい感じのセーター着てるのに。安達奈緒子さん、恋愛でなにか大きなトラウマあるのか?(好き)


携帯の登録「りょうくん」は僕のカミさんと一緒。視聴者の恋愛観も恋愛経験も家族のプライバシーも裸にするのが「おかえりモネ」だ。

そのりょーちん、Mr.オンタイムか…サーカスに歌ってもらえ!

「もう遅いから送るよ」って、壊れたレコードか!令和風に言うと壊れてないユーザー最適化広告か!いや、あれは壊れてると言いたい。

とにかくだ、モネに頼って、あれやこれやと聞いてみてよって言うみーちゃんの妹感が切ないぜ。


でも仕事はうまくいかないモネも、姉としてはすっくと両足で立つ。

「なに言ってんの」

「何も出来なくてもずっとそばにいたじゃない。それって凄いことだよ」

これ、すーちゃんイズムの上手い受け売りだ。光太朗と離れて暮らすことを選んだ今があるだけに、そばにいることの大切さを唱えるモネの、親友からの横流しは見事だ。


それはともかく「喫茶&レストラン シベリア」行きたい。






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