過去に書いたレビュー掘り起こして推すシリーズ、第13回目はこれにします。レビューというか簡単に紹介した感じです。


「モンスター上司」

HORRIBLE BOSSES

2011年 アメリカ


それなりに話題だったのか(?)、分からないんですが見逃していたのが不思議な快作!


ケヴィン・スペイシーはパワハラどころか、猟奇的ないじめに執心の完全なるサイコ野郎!


下衆で恥知らずな放蕩野郎を演じているのはコリン・ファレル。最後まで気づかなかった!

これのどこがコリン・ファレルなのか誰か教えてください。


そして、そして!この作品の肝でありクリティカルコアであり、アタマオカシくなるほどの傑作キャラ、麻酔をきかせた患者の上であれやこれや強要するセクハラ歯科医師はジェニファー・アニストン!


今まであんまり興味なく、「ロックスター」「マーリー」ぐらいしか見ていない・・・ブラピと別れてからなんとなく哀れにも見えるし・・・消えていく女優さんなのかなとか思っていた・・・



僕が間違っていた。



「腐りかけが美味しい」とは言い過ぎだけど、女優としてタイプ的に旬は過ぎたと思われていたが(僕だけか?)、ものすごく魅力的だ、最高だ!


最高の役を得たのだ!


少し前ならキャサリン・ゼタがやりそうな役だけど、見事。楽しい!


折しも女性の色情狂を描いた問題作「ニンフォマニアックvol.1 & 2」が公開されるけど、vol.3を彼女で作るべきだ。ランス、聞いてるか。


分別ある大人だけに鑑賞が許される抱腹絶倒なブラックコメディ。

思うようにいかない過程、その途中で出会う珍妙な殺し屋たちのキャラが、ラストで主人公たちが目的を果たすカタルシスより面白い!

ジェイミー・フォックス、勇気あるなこの役!


散々な目に遭う3人組。これだけでもう面白い(笑)


ストーリーを紹介することもなく終わります。
書くの好きなくせに、書きすぎや語り過ぎはダサいと思ってます。