アオザイ着たい!

「サイゴン・クチュール」

Co Ba Saigon

THE TAILOR

2017年 ベトナム

@京都みなみ会館


ベトナム戦争映画はたくさん観てきたけどベトナム映画は人生初(たぶん)

「プラダを着た悪魔」×「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という評判は本当だった。


あ、主人公が急にタイムスリップするんですが、科学的考証とか一切ないんでそれが受け付けられない人は観ない方がいいです(笑)

ミス・サイゴンに選ばれるほどの美貌とスタイルを兼ね添えたニュイは、"野暮ったいアオザイを仕立てる母と対立していた。



そんなニュイがある日突然、1969年から2017年のファッション界へタイムスリップ! 


ほぼ半世紀を超えて出会った自分の姿

「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」ではエリザベス・シューが気絶しちゃいましたが、本作では本人同士ががっつり話し合ったり喧嘩したり一緒に働いたりして見つめ合います。主人公だから!


母は若くに急逝していて、店は倒産。生家も失う寸前


人生を変えるべく飛び込んだ半世紀後のファッションの世界

そこにいるのが「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープ的にワンマンなカリスマ。なかなかの憎まれキャラです。

自身のファッション・センスが完全に時代遅れと落ち込み、失敗ばかりのニュイ

半世紀超えて知る母の思い

ここもう一工夫あればもっとよかったかな?


ベトナムの安室ちゃんて言われてる人が主題歌歌ったりするポップなエンタメ。

母との確執とか加齢の可笑しさとかも描いていて、ちょっと平板な点があるのは否めないけど、過去や歴史や先達へのリスペクトと復権、それと最先端をミックスしたバランスのよさもあり、気軽な楽しさがあります。アオザイのファッションショーも楽しい!



アオザイのこと調べたら男用もあるみたい。今年の夏は

推しが凄い。