今年1月、中野サンプラザでの5th Anniversary LIVE以来。

控えめに言って最高だったわ!
いまほどアニメ知らない頃に観た京都アニメーション制作「小林さんちのメイドラゴン」の主題歌「青空のラプソディ」を聴いて以来、指折りで好きなバンドになったんだ。

1stと2ndアルバムを買って、相当聴き込んだ。


2018年1月、大阪で「わたしのための物語〜My Uncompleted Story〜」の発売記念イベントがあると知り、リリイベなるものに初めて参加。

そこで購入したら手渡しで特典がもらえると知り、特典欲しさではなく、洋楽を中心に70年代から音楽聴いてきて、レコードとCD合わせたら1,000枚ぐらい持ってるけど、その中でfhánaは最高なんだぜって伝えたくて、何を喋ろうかとあれこれ考えた挙句、口から出た言葉はこうだった。

「70年代から好きでした」

素っ頓狂な声で「どういうことですかあ!」と驚きつつも笑い転げて数メートル後退りしたtowanaさん。kevin君は子どもみたいに破顔、理由を簡単に説明したら、和賀君もいかにも和賀君な笑みを静かに浮かべながら「嬉しいっす」と言ってくれた。佐藤さんの表情を覚えていないけど、たぶんまあそういうことだろう。とにかくいい思い出。

その後、3rdアルバム「World Atlas」発表。初めてリアタイでfhánaの新譜を聴く興奮に何度畳をかきむしったことだろう。

音楽はもちろん、コントロールの効いてるビジュアルも
fhánaの大きな魅力。イタリア街行きたい。

そしてLIVEに参戦。
2018年6月17日 - 4th Live Tour「World Atlas Tour 2018」@Zepp Namba

2019年1月27日 - fhána 5th Anniversary SPECIAL LIVE @中野サンプラザホール

1アーティストのLIVEのために東京まで行ったの初めてだった。それほど好きなんだ。だって70年代から好きなんだから。

前置き長くなったけど、自身3度目のfhánaLIVEが本当に本当に最高だった。

ふぁなミリーさん作成セットリストはこちら↓

今回のツアーは回ごとにサブタイトルがついていて、大阪は"Fade"。ツアー初日だからFade inのはずなのに、前半のエモ散らかしぶりはCut in!MCで和賀君がそう言って笑ったけど、後でツアーパンフ読んだら既にそのこと語っていて、こいつら最初からぶちかますつもりだったんだ。


期待通りに裏切る。


これ、個人的に自分の一つのテーマにしてるんだけど、fhánaってバンドもまさにそう。
予想を覆す、斜め上を行く、そんなこともするのかと驚きを与える。でも、この4人がやれば何をやってもfhánaだっていう。
こう言葉にすれば平板だけど、まだまだ若い彼らなのに大したバンドだ。
あ、僕の中で彼らはロックバンドです。

ライティングが凄くいいLIVEだったなあ。5列目だったからステージを見上げていたけど、真っ白なバックをうまく使って、これは覚悟を決めた者の凛とした姿だなと、音楽と共にその幻想的な光景に酔いしれていた。

一曲一曲について書きたいんだけど、分かる人にはセトリで分かるから省いて(楽して)、一曲だけ。

最新シングル曲、「僕を見つけて」。

ミディアムテンポで綴られる、大切な存在を失った者が露にする祈りと感謝の思い。終盤のリフレインが特徴的で、唯一無二感すらある、fhána史上最大の大作。
towanaさんの、何かが憑依した立ち姿、そこから放たれるのは、人間の生の声と思えない、声みたいなもの。世界に数ある宗教行事の凄まじい声明のようだった。つまり声ですら音。おかしなこと言ってます僕?

色々あった今年だけど、まさにハイライトと言えるLIVEだった。

LIVE後に周辺お写ん歩。天保山大観覧車がきれいだった。towanaさんも見たかな。