夜月の日暮硯に向いて・・・

夜月の日暮硯に向いて・・・

雨にも負けず
風にも負けず
日暮
硯に向かいて・・・

これは、noteというアプリの「ソウルメイトと私」と言うテーマで書いた、実話に基づいた夜月の自伝的文章です。友人の、文章に対比して、面白くなればと考えましたが期限に間に合わず、内容も伴っていなかったのでぐてぐでに終わってしまいました。しかし、夜月の面白いおかしな人生と、仲間たちの姿を、恥ずかしながら紹介してみたいと思い今回、こちらに掲載致します。完結まで、時間がかかるかも知れませんがお付き合いくださいますと本望です♪





〜エアーバンドとソウルメイト、ニセモノのバンドとホンモノのともだち〜

真っ赤なツナギを着た中年メガネ、「なま」が、存在しないギターを、ありえないピックで演奏している。

その、偽りの大音響の中、同じくメガネにスーツの僕「川田」が、ピーキーに踊る。

それを見て、当時ど変わらない、明るく、無邪気で、あどけない、それでいて慈悲と暖かさに満ちた、馬鹿笑い、もしくは爆笑を「ナナ」は抑えることが出来ずにいる。

何年ぶりだろう、良い年した社会人になった3人が、久しぶりに集まった。なまのエアーバントの一夜限りの復帰ライブに来て、知り合いがおらず、恥の概念を理解してしまった猿の様な僕、川田と、そんなアホそのものな川田を見つけてアホはアホらしくしてれば良いの!と、教えるアホの友達ナナ、そんな2人を呼んだ、いつも面倒ごとを起こす2人の様なお荷物(アホの友達)を背負い込み損ばかりしている、アホな友達なま。

その夜、3人は旧交を温め、酒を酌み交わし、踊り狂い、笑い合い終電ギリギリに手を振ってそれぞれの日常へと帰った。

それはまるで、一つの奇跡の様に掛け替えがないものに思えた。そう、友達を超えた、兄弟でも、恋人でも、夫婦でも、ない関係、これはそんな3人のソウルメイトのお話し。