天竺へとやってきた三蔵一行、しかし村は妖怪に襲われ、天竺国も襲われそうになっていた…
その妖怪を手引きしているのが牛魔王と聞いた三蔵は、牛魔王の神殿へと足を進める…
神殿の近辺までやってきた三蔵一行、しかし悟空の皇后に対する疑問により仲間割れが起きる…
そんななか妖怪達が三蔵一行に遅いかかる…
悟空は疑問を抱えながらも先に進む…
そしてついに三蔵一行は牛魔王の神殿の中へ入って行った…
八戒「オラァ!!どんどん来やがれ!!」
悟浄「張り切ってるな!!八戒!!」
八戒「あの国民の分も100倍にして返してやるよ!!」
悟浄「口癖だな。お前の。」
八戒「基本でしょ!!」
悟浄「しかし、流石牛魔王の神殿…」
八戒「あぁ手強い…」
三蔵「皆さん!!」
玉龍「駄目ですよ!お師匠様!!」
承恩「下がって!!三蔵!」
三蔵「…承恩。」
悟空「やっぱり天竺国の妖怪共とは違う…」
八戒「お前まだ…」
悟空「ここまできたらどうしようもない。先に進むだけだ!!」
悟浄「…悟空。」
八戒「手間掛けさせやかって。」
悟空「…行くぞ!!!」
更に奥に進む三蔵一行、そこに表れたのは大きな門、その前には大きな金と銀の銅像…
悟空「この奥か!!」
悟浄「みたいだな。」
八戒「…アレって…まさか。」
金と銀の銅像が動き出した…
銀閣「よく来たな!!三蔵一行!!俺様は銀閣!!そして隣に居るのが…」
金閣「…………あ、金閣!!」
八戒「やっぱり…」
銀閣「ここから先は…」
悟浄、八戒「うるさい!!!」
悟浄と八戒の攻撃により銅像と共に門が壊れる…
そこは広い空間で天井が高く中央には階段が、その最上部には椅子があり、そこには一人の男が座っていた…
男「…来たか。」
八戒「あんたが牛魔王か?」
男「だとしたらどうする?」
八戒「叩きつぶす!!」
悟空、悟浄、三蔵「八戒!!」
先人を切って走り出す八戒…
男「激しく燃え上がる業火…。」
八戒「…くそ。……なんでだ!?」
八戒の攻撃は男の所まで届かず途中で止まっていた…
男「その炎の強さは廻りまで取り込む勢いだな…」
男が手を出すと八戒は吹き飛ばされた…
八戒「うあぁぁぁぁ!!」
悟浄「八戒!」
玉龍「八戒さん!!」
悟空「まさか!?三蔵と同じ法力!?」
三蔵「そんな…」
承恩「何故!?」
男「妖怪の力では私には勝てんぞ。」
三蔵「あなたは一体…」
男「お前達の言う牛魔王が、この神殿を守りし者ならば……いかにも、私が牛魔王だ。」
承恩「…守る?」
八戒「…っく!」
悟浄「大丈夫か?八戒?」
八戒「まさかあいつも法力を使うなんて…」
悟浄「八戒…俺に考えがある。」
八戒に耳打ちをする悟浄、そして持っていたさす又を八戒に渡した…
牛魔王「どうした?二つの業火よ。我を倒すのではないのか?」
悟浄「玉龍!!剣を!!」
玉龍「え?あ、はい!!」
腰に差していた剣を悟浄に渡す玉龍…
剣を手にした悟浄は正眼の構えをした…
牛魔王「その構え…面白い。ブシドーというやつか。」
悟浄「俺はこっちの方が慣れ浸しんでいるんでね。」
牛魔王「なるほど貴様、カブキ国の出か…」
悟浄「…待たせたな。」
牛魔王「妖怪の技が効かぬなら人間のか…。機転の利く事だ。片腕の武士よ。」
悟浄「捲蓮大将沙悟浄!!!参る!!」
牛魔王「静かに燃える炎…しかしそれも怒りにより業火になる。」
牛魔王に斬りかかる悟浄、しかし全てをかわされてしまう…
悟浄「っく!…やはり一筋縄ではいかんか…」
牛魔王「…所詮は妖怪の浅知恵…我には届かん…」
悟浄「それはどうかな?…八戒!!」
八戒「もう一人居るのを忘れてねぇか!!!」
牛魔王の後ろから熊手とさす又を持った八戒が斬りかかる…
牛魔王「客人を忘れる訳があるまい…」
八戒「…くそ!!まだまだぁ!!悟浄!!」
不意に大勢を落とす八戒、それを飛び越えて悟浄が斬りかかる…
牛魔王「いいコンビネーションだ…」
悟浄「あんたに言われると…」
八戒「馬鹿にされてるみたいだ!!」
牛魔王「馬鹿になどしていないさ…しかし…まだまだ甘い。」
悟浄「下がれ!!八戒!!」
八戒「またか!!」
牛魔王「遅い!!」
牛魔王が手を広げると激しい爆風とともに吹き飛ぶ悟浄と八戒…
悟浄、八戒「うあぁぁぁ…!!!」
悟空「悟浄!!八戒!!」
三蔵「やはり…間違いない。あれは法力!」
牛魔王「互いに燃え上がる業火…それはまさに周りを巻き込み燃え尽きようとしているぞ。…わかるだろう。…なぁ?孫悟空よ。」
悟空「何!?」
牛魔王「一つの光を守りし三つの炎…しかし二つは業火に震え、光を消さんがせんと如く…」
悟空「何が言いたい!!」
牛魔王「…一つの炎は揺れ動きその炎はまるて灯火の如く。…何を迷っている?」
悟空「お前に…」
牛魔王「今は戦いの時…迷わず業火とならねば皆を死なすぞ。」
悟空「お前に言われたくなどない!!」
牛魔王に斬りかかる悟空…
牛魔王「迷い多き剣は切っ先無き剣と同意…そんなでは誰も守れんな…」
玉龍「悟空!!」
悟空「下がってろ!!玉龍!!」
牛魔王「…守りたい者が多いようだな…」
手の平を玉龍に向ける牛魔王…
悟空「止めろ!!」
牛魔王の後ろから承恩が飛び出した…
承恩「させない!!」
牛魔王の腕に承恩の剣があたる…
承恩「当たった。」
牛魔王「…っく!貴様ぁ!!」
承恩の腕を掴む牛魔王…
悟空、三蔵「承恩!!」
牛魔王「お前は!?……人間の娘か…」
承恩「よくも天竺国を!!」
牛魔王「…天竺国?……そうか…どうやらもう時間が無いようだな。」
承恩「何を…」
牛魔王「少し黙っていて貰おうか!!」
牛魔王は承恩を壁に吹き飛ばした…
承恩「キャァァ…!!!」
玉龍「承恩さん!!」
悟空「貴様ぁぁ!!」
牛魔王「ようやく業火になったか…」
八戒「まだまだぁ!!」
悟浄「迂闊なぁ!!」
三人か牛魔王に斬りかかっていった、三蔵は承恩の元へ駆け寄った…
三蔵「承恩!!」
玉龍「大丈夫。気を失っているだけです。」
三蔵「…玉龍さん。承恩を頼みます。」
玉龍「お師匠様!?」
三蔵「彼がしたいのは…」
牛魔王「もう貴様等と話している時間は…無い!!!」
悟空、悟浄、八戒「うわぁぁぁぁ…!!!!!」
またも吹き飛ぶ三人…
三蔵「私と話たいのでしょう!?牛魔王!!」
牛魔王「そうだ…ようやく…話が出来そうだな。玄奘三蔵。」
悟空、悟浄、八戒「駄目だ!!」
牛魔王「黙っていろ。」
壁に貼り付けられる悟空、悟浄、八戒…
悟空「っく…ぁぁ…結界か!?」
三蔵「…話がしたいのなら最初から…」
牛魔王「燃え盛る業火を沈めねばならんかったのでな。…三蔵。お主に一つ話さねばならない事がある。」
三蔵「何です?」
牛魔王「なぁ三蔵…人間と妖怪の境界線はなんだと思う?」
三蔵「何を…」
牛魔王「人より強靭な力があるから?…それとも自分達とは違う容姿だからか?」
三蔵「……」
牛魔王「そもそも妖怪とゆうのは人間が勝手につけた名…妖怪自体は自分を妖怪とは思わず人間社会にいるのではないのか?……いや、むしろ人間の方がよっぽど妖怪ではないのか?」
三蔵「何が言いたいのですか?」
牛魔王「分かっているはずだ…三蔵。人間は自分勝手で醜く愚かな生き物だ。…妖怪の方が…よっぽど人間らしい。」
三蔵「そんな事は…」
牛魔王「ならば何故お主は此処にいる!!」
三蔵「それはあなたが天竺国を…」
牛魔王「私は天竺国を襲ってなどおらん!!!」
三蔵、悟空、悟浄、八戒、玉龍「え!?」
牛魔王「……この結界は外からも中からも妖怪は出ることは出来ない。」
三蔵「そんな事は知っています!!」
牛魔王「ならば四聖獣の結界も知っておろう?」
三蔵「えぇ…」
牛魔王「禁呪とされるその結界が天竺国には貼られていたのだ。」
悟空「…だからか。」
悟浄「あの国での違和感…」
八戒「…けど俺達は…」
牛魔王「貴様等が通る時にはすでに西域の村が襲われて、朱雀の結界がとかれていたろう?」
三蔵「嘘です…」
牛魔王「青龍、白虎、朱雀、玄武をそれぞれ四方の村に封印しより強力な結界を作り出す。そしてその封印場所は代々受け継がれている守手しか知らん。」
三蔵「嘘です。……そんな事。」
牛魔王「事実だ。…もう、わかるであろう。三蔵。」
三蔵「……」
八戒「嘘だ!!…じゃぁあの国を襲った妖怪はどこに居たんだよ!!」
牛魔王「本当にわからんのか?」
悟空「……国民か…」
八戒「お前!!何を……あ…いや…違う!!…そんな…まさか!!」
悟浄「あの国民達の諦め……国を出られない理由…」
三蔵「操って…いるのですね。」
牛魔王「そうだ。……三蔵。お前は最初から分かっていて、ここへ来たのだろう。………息子を守りたいが為に。」
三蔵「……」
玉龍「…そんな……何を言っているのです!!」
八戒「…誰なんだ!?国民を操っているのは!!」
悟空「……西域の朱雀の封印場所を知っていて…」
悟浄「……天竺国を常に監視できる。」
三蔵「……天竺国皇后陛下…その人。」
沈黙が神殿を包んだ…
一方その頃天竺国、元老院…
皇后「長老様……天竺国皇后入ります。」
不敵な笑みを浮かべながら元老院に入って行く皇后…
その妖怪を手引きしているのが牛魔王と聞いた三蔵は、牛魔王の神殿へと足を進める…
神殿の近辺までやってきた三蔵一行、しかし悟空の皇后に対する疑問により仲間割れが起きる…
そんななか妖怪達が三蔵一行に遅いかかる…
悟空は疑問を抱えながらも先に進む…
そしてついに三蔵一行は牛魔王の神殿の中へ入って行った…
八戒「オラァ!!どんどん来やがれ!!」
悟浄「張り切ってるな!!八戒!!」
八戒「あの国民の分も100倍にして返してやるよ!!」
悟浄「口癖だな。お前の。」
八戒「基本でしょ!!」
悟浄「しかし、流石牛魔王の神殿…」
八戒「あぁ手強い…」
三蔵「皆さん!!」
玉龍「駄目ですよ!お師匠様!!」
承恩「下がって!!三蔵!」
三蔵「…承恩。」
悟空「やっぱり天竺国の妖怪共とは違う…」
八戒「お前まだ…」
悟空「ここまできたらどうしようもない。先に進むだけだ!!」
悟浄「…悟空。」
八戒「手間掛けさせやかって。」
悟空「…行くぞ!!!」
更に奥に進む三蔵一行、そこに表れたのは大きな門、その前には大きな金と銀の銅像…
悟空「この奥か!!」
悟浄「みたいだな。」
八戒「…アレって…まさか。」
金と銀の銅像が動き出した…
銀閣「よく来たな!!三蔵一行!!俺様は銀閣!!そして隣に居るのが…」
金閣「…………あ、金閣!!」
八戒「やっぱり…」
銀閣「ここから先は…」
悟浄、八戒「うるさい!!!」
悟浄と八戒の攻撃により銅像と共に門が壊れる…
そこは広い空間で天井が高く中央には階段が、その最上部には椅子があり、そこには一人の男が座っていた…
男「…来たか。」
八戒「あんたが牛魔王か?」
男「だとしたらどうする?」
八戒「叩きつぶす!!」
悟空、悟浄、三蔵「八戒!!」
先人を切って走り出す八戒…
男「激しく燃え上がる業火…。」
八戒「…くそ。……なんでだ!?」
八戒の攻撃は男の所まで届かず途中で止まっていた…
男「その炎の強さは廻りまで取り込む勢いだな…」
男が手を出すと八戒は吹き飛ばされた…
八戒「うあぁぁぁぁ!!」
悟浄「八戒!」
玉龍「八戒さん!!」
悟空「まさか!?三蔵と同じ法力!?」
三蔵「そんな…」
承恩「何故!?」
男「妖怪の力では私には勝てんぞ。」
三蔵「あなたは一体…」
男「お前達の言う牛魔王が、この神殿を守りし者ならば……いかにも、私が牛魔王だ。」
承恩「…守る?」
八戒「…っく!」
悟浄「大丈夫か?八戒?」
八戒「まさかあいつも法力を使うなんて…」
悟浄「八戒…俺に考えがある。」
八戒に耳打ちをする悟浄、そして持っていたさす又を八戒に渡した…
牛魔王「どうした?二つの業火よ。我を倒すのではないのか?」
悟浄「玉龍!!剣を!!」
玉龍「え?あ、はい!!」
腰に差していた剣を悟浄に渡す玉龍…
剣を手にした悟浄は正眼の構えをした…
牛魔王「その構え…面白い。ブシドーというやつか。」
悟浄「俺はこっちの方が慣れ浸しんでいるんでね。」
牛魔王「なるほど貴様、カブキ国の出か…」
悟浄「…待たせたな。」
牛魔王「妖怪の技が効かぬなら人間のか…。機転の利く事だ。片腕の武士よ。」
悟浄「捲蓮大将沙悟浄!!!参る!!」
牛魔王「静かに燃える炎…しかしそれも怒りにより業火になる。」
牛魔王に斬りかかる悟浄、しかし全てをかわされてしまう…
悟浄「っく!…やはり一筋縄ではいかんか…」
牛魔王「…所詮は妖怪の浅知恵…我には届かん…」
悟浄「それはどうかな?…八戒!!」
八戒「もう一人居るのを忘れてねぇか!!!」
牛魔王の後ろから熊手とさす又を持った八戒が斬りかかる…
牛魔王「客人を忘れる訳があるまい…」
八戒「…くそ!!まだまだぁ!!悟浄!!」
不意に大勢を落とす八戒、それを飛び越えて悟浄が斬りかかる…
牛魔王「いいコンビネーションだ…」
悟浄「あんたに言われると…」
八戒「馬鹿にされてるみたいだ!!」
牛魔王「馬鹿になどしていないさ…しかし…まだまだ甘い。」
悟浄「下がれ!!八戒!!」
八戒「またか!!」
牛魔王「遅い!!」
牛魔王が手を広げると激しい爆風とともに吹き飛ぶ悟浄と八戒…
悟浄、八戒「うあぁぁぁ…!!!」
悟空「悟浄!!八戒!!」
三蔵「やはり…間違いない。あれは法力!」
牛魔王「互いに燃え上がる業火…それはまさに周りを巻き込み燃え尽きようとしているぞ。…わかるだろう。…なぁ?孫悟空よ。」
悟空「何!?」
牛魔王「一つの光を守りし三つの炎…しかし二つは業火に震え、光を消さんがせんと如く…」
悟空「何が言いたい!!」
牛魔王「…一つの炎は揺れ動きその炎はまるて灯火の如く。…何を迷っている?」
悟空「お前に…」
牛魔王「今は戦いの時…迷わず業火とならねば皆を死なすぞ。」
悟空「お前に言われたくなどない!!」
牛魔王に斬りかかる悟空…
牛魔王「迷い多き剣は切っ先無き剣と同意…そんなでは誰も守れんな…」
玉龍「悟空!!」
悟空「下がってろ!!玉龍!!」
牛魔王「…守りたい者が多いようだな…」
手の平を玉龍に向ける牛魔王…
悟空「止めろ!!」
牛魔王の後ろから承恩が飛び出した…
承恩「させない!!」
牛魔王の腕に承恩の剣があたる…
承恩「当たった。」
牛魔王「…っく!貴様ぁ!!」
承恩の腕を掴む牛魔王…
悟空、三蔵「承恩!!」
牛魔王「お前は!?……人間の娘か…」
承恩「よくも天竺国を!!」
牛魔王「…天竺国?……そうか…どうやらもう時間が無いようだな。」
承恩「何を…」
牛魔王「少し黙っていて貰おうか!!」
牛魔王は承恩を壁に吹き飛ばした…
承恩「キャァァ…!!!」
玉龍「承恩さん!!」
悟空「貴様ぁぁ!!」
牛魔王「ようやく業火になったか…」
八戒「まだまだぁ!!」
悟浄「迂闊なぁ!!」
三人か牛魔王に斬りかかっていった、三蔵は承恩の元へ駆け寄った…
三蔵「承恩!!」
玉龍「大丈夫。気を失っているだけです。」
三蔵「…玉龍さん。承恩を頼みます。」
玉龍「お師匠様!?」
三蔵「彼がしたいのは…」
牛魔王「もう貴様等と話している時間は…無い!!!」
悟空、悟浄、八戒「うわぁぁぁぁ…!!!!!」
またも吹き飛ぶ三人…
三蔵「私と話たいのでしょう!?牛魔王!!」
牛魔王「そうだ…ようやく…話が出来そうだな。玄奘三蔵。」
悟空、悟浄、八戒「駄目だ!!」
牛魔王「黙っていろ。」
壁に貼り付けられる悟空、悟浄、八戒…
悟空「っく…ぁぁ…結界か!?」
三蔵「…話がしたいのなら最初から…」
牛魔王「燃え盛る業火を沈めねばならんかったのでな。…三蔵。お主に一つ話さねばならない事がある。」
三蔵「何です?」
牛魔王「なぁ三蔵…人間と妖怪の境界線はなんだと思う?」
三蔵「何を…」
牛魔王「人より強靭な力があるから?…それとも自分達とは違う容姿だからか?」
三蔵「……」
牛魔王「そもそも妖怪とゆうのは人間が勝手につけた名…妖怪自体は自分を妖怪とは思わず人間社会にいるのではないのか?……いや、むしろ人間の方がよっぽど妖怪ではないのか?」
三蔵「何が言いたいのですか?」
牛魔王「分かっているはずだ…三蔵。人間は自分勝手で醜く愚かな生き物だ。…妖怪の方が…よっぽど人間らしい。」
三蔵「そんな事は…」
牛魔王「ならば何故お主は此処にいる!!」
三蔵「それはあなたが天竺国を…」
牛魔王「私は天竺国を襲ってなどおらん!!!」
三蔵、悟空、悟浄、八戒、玉龍「え!?」
牛魔王「……この結界は外からも中からも妖怪は出ることは出来ない。」
三蔵「そんな事は知っています!!」
牛魔王「ならば四聖獣の結界も知っておろう?」
三蔵「えぇ…」
牛魔王「禁呪とされるその結界が天竺国には貼られていたのだ。」
悟空「…だからか。」
悟浄「あの国での違和感…」
八戒「…けど俺達は…」
牛魔王「貴様等が通る時にはすでに西域の村が襲われて、朱雀の結界がとかれていたろう?」
三蔵「嘘です…」
牛魔王「青龍、白虎、朱雀、玄武をそれぞれ四方の村に封印しより強力な結界を作り出す。そしてその封印場所は代々受け継がれている守手しか知らん。」
三蔵「嘘です。……そんな事。」
牛魔王「事実だ。…もう、わかるであろう。三蔵。」
三蔵「……」
八戒「嘘だ!!…じゃぁあの国を襲った妖怪はどこに居たんだよ!!」
牛魔王「本当にわからんのか?」
悟空「……国民か…」
八戒「お前!!何を……あ…いや…違う!!…そんな…まさか!!」
悟浄「あの国民達の諦め……国を出られない理由…」
三蔵「操って…いるのですね。」
牛魔王「そうだ。……三蔵。お前は最初から分かっていて、ここへ来たのだろう。………息子を守りたいが為に。」
三蔵「……」
玉龍「…そんな……何を言っているのです!!」
八戒「…誰なんだ!?国民を操っているのは!!」
悟空「……西域の朱雀の封印場所を知っていて…」
悟浄「……天竺国を常に監視できる。」
三蔵「……天竺国皇后陛下…その人。」
沈黙が神殿を包んだ…
一方その頃天竺国、元老院…
皇后「長老様……天竺国皇后入ります。」
不敵な笑みを浮かべながら元老院に入って行く皇后…