
女性の花道であります結婚式なるものを開催いたしました。
前にも書きましたがお互いが一人暮らしであり、式まで2世帯分の
アパート賃貸を考えるより、入籍を先に済ませ一緒に住んでしまお
うというパターン。
費用面でも、結婚式準備においてもかなり有効でありました。
<結婚式>
柄にも無く、というか柄になくとも女性の花道をほうきで掃くこと
が任務であります。
にも関わらず、その日に至るまでとてつもないプレッシャーに押し
つぶされそうでありました。
何しろ日本で3番目ぐらいに写真嫌い。
人に注目されることなんて大嫌い。
「おめでとう。」なんてあなた・・・。
あなたこそおめでとう(なんでやねん)
結婚式って大変、とよく聞いておりましたが、一ヶ月前までは全く
実感なし。
そこからが怒涛のごとく準備が忙しくなるのであります。
毎週のように手作り品の準備やら打ち合わせやら。
常に健康状態を保っておりましたが、結婚式を前に絶対風邪をひい
てはならぬと、常日頃摂っていないビタミンなるものを大量摂取。
そして少しでも風邪っぽいとなると、すぐに風邪薬投与。
不摂生を常にしていると「体に良いもの」に体が対応しきれぬ
らしく抵抗力を失い、しまいには大風邪。
嫁と二人でひいては移し、また頂きの繰り返しで、当日にはお互い
衰弱しきっておりましたっけ。
人の視線は嫁が大半を請け負ってくれるので、そう考えると多少気が
楽になりますが、やはり切られるシャッター、そしてフラッシュを浴
びるごとに自律神経がいちいち反応するので漢方胃腸薬を処方箋×2
で胃粘膜を保護する他、血を吐く事から逃れられない状況でありました。
風邪と処方箋無視からか、のどの異常な乾き。
つい神父さんに小部屋で水を要求してしまいました。
写真嫌いからのプレッシャーもあったが、考えてみると結婚式に披露宴
2次会に出席して頂く人が一人も居なくなったら完全な孤立無援。
親族、会社、友人とかけがえの無い宝たちが目の前に集っているという
「ヘマ」が許されぬ状況だったんだなと。
「んじゃ、俺今日あれなんで お先するわ。」というわけにもいかず。
「ちょっと今日お腹痛いんで、午後休暇もらって帰ってもいいですか?」
の逃げ場も無し。
披露宴で「はぁい 新郎さん笑ってくださぁい。」と何度言われ続けた
ことだろう。
前に座る友達から
「ちょっとは笑え。」と目で要求され、「前代未聞 新郎が一切笑わない
結婚式。」と嫁のお色直し中チクチクと友達に攻撃される有様。
小粋なギャグも聞いておりませんので、笑うことはちょっと。
終盤に入り、嫁の手紙にすすり泣く声が会場を包む。
その後に謝辞へと続いたわけですが、挨拶は1分15秒ジャスト。
50回は練習しましたっけ。しかし・・・
まさか自分が!と言葉が出ない自分に驚きました。
疲労が蓄積された状態から、アンドレギャニオンの曲と、感動の手紙を
叩き込まれ涙腺大開放状態。
準備に追われた日々からの開放、そして終わってしまうのかという、
気持ちの逆モーション。
不眠からもくる筋肉の弛緩もあり。
そして、人に祝ってもらっていることへの感謝。
あらゆる感情が唐突に押し寄せるので、自制が利きませんでしたっけ。
きっちり締めの言葉を言えなかったことが後悔でなりませんが、終わって
みると充実感はあります。
そして感情薄めな自分でも、十分感動できました。
結婚式は一生に一度のもんですね。体がもたない。
一生に一度か、毎週やって体を慣らすかのどちらかです。