
プロローグ4夢の予感
「君はケンちゃんの友達やゆうたなあ。
お近づきの印に、その人形あげるから、大事に持っ
とき。そのうち色々わかるやろ」
ひさしぶりに接した、関西人独特のフランクさに、
ぼくは遠慮しながらも、マスターの行為に甘える事
にした。そして、何故かもう少し話しを聞きたいと
思った。
ぼくは、丁重にお礼を言い、頂いた人形を、カウン
ターの横に置かれたスーツケースの中にしまい、
そのままカウンターに腰掛けて、コーヒーのお替わ
りを注文した。

新しいコーヒーを出しながら、カウンター越しに
マスターが話しかけて来た。
「特別にひとつだけ、面白い話を聞かしたろか」
「ぜひ、聞かせて下さい」

人形に魅かれた時の、不思議な感覚に、どんな意味が
あるのか早く知りたかった。
マスターは、正面からぼくの目を覗き込みながら、
静かに語りだした。

「何か特別な使命があって生まれて来たのに、その使命
を忘れたまま生活してる人間がほとんどなんや。
ところが、目に見えへん力が、その事を気づかせよう思う
て、メッセージを送り続けとる。それでも気づかん時は、
メッセージがちょっとずつ強烈になってきよるんや」

「そのメッセージというのは、どんな風にやってくるん
ですか?」
「もちろん人によって全然違うけど、一番わかりやすい
のは、夢やな」

次回につづく
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