謎のカチナ人形
「気に入ったようやねぇ」
気がつくと、すぐ後ろからマスターが声をかけた。
「この人形だけ、特別な感じがするんですが…」
「それはホピという部族が、まじないなんかで
使用する精霊の人形なんや」
「ホピ、ですか?」
当時のぼくはネイティブアメリカンといえば、
チェロキーかアパッチぐらいしか知らなかった。
「ネイティブのなかでも一番平和を愛する部族
で、特に神秘的な儀式を多く持つ部族やねん」
マスターは、真っ直ぐにぼくの眼をみつめながら
言った。
「そうか、それを気に入ったんかぁ」
「この人形に何か特別な意味でもあるんですか?」
「その人形だけが特別という訳ではないけど、
君がその人形に選ばれたんや」
「人形に選ばれた!」
こうしてぼくは少しずつ不思議な世界に引き込まれ
ていく事になったのだ。
次回につづく
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