今日は山形弁研究家のダニエル・カール氏の講演を聴きました。お題は「金銭教育を考える ~ 日米の生活体験を通じて」です。



私は以前から子ども向けの金銭教育を依頼されることも多く、少しでもヒントになればと何気なく応募してみたのですが、むちゃくちゃ面白かったです。



彼は高校2年生のときに日本にホームステイしたそうで、その時に感じた日米の文化の違いをユーモラスに語ってくれました。何気なく親にお小遣いをにせびった下宿先の息子を見て、「自分は働かずして、お金をもらったことはない」と驚いたといいます。


アメリカでは「Chore:雑用」といって、家事をしないと子どももお金をもらうことはないというのです。



私はコテコテの日本人ですが、彼の言ってることがよくわかります。自分の父親もそうだったのです。小学生低学年の頃から毎朝出勤前の車を子ども達が洗っていました。確か当時は1日10円くらいだったと記憶しています。兄妹で洗う場所も分担してやってました。だからお金を得るには働かなければならないんだ、という意識が早くから芽生えたような気がします。


当時でもそんな金銭教育をする親は少数派だったと思います。ところが現代はどうでしょう?お小遣いを無条件に与える親が多いのではないでしょうか?カール氏曰く、それが問題ではないかと話していました。


確かにごもっともです。


そして働いてお金を得るという以外にも、稼いだお金の使い方や経済のニュースについて、親子でもっと語り合うべきだというのです。「親が何もしなければ、子どもはテレビや週刊誌を鵜呑みにしますよ」と警鐘を鳴らしています。


「日本ではお金の話をすることは汚いこと」のような風潮も確かに残っていますが、悪いのはお金そのものではなく「金欲」です。金銭教育も他人任せでなく、親が自ら行なうことが大切だというお話にとても共感しました。