長年、証券業界にいる人でも説明ができないほど、株価が下がっています。


下がる理由があって下がるのは仕方のないことなのですが、理屈では説明のできない下がり方に戸惑いの声が多いようです。裏を返せば、反転する日も遠くないのかもしれませんが、この下落の勢いに負けてバブル後の最安値更新といったことも考えられます。


理屈では考えにくい状況を、今朝の日経の朝刊よりご紹介しましょう。(各指標は10月24日時点のものです。)


①東証1部の予想配当利回りが2.77%となり、国債より1%以上上回っているということ

これだと破綻リスクさえ問題なければ、国債買うより株買った方がお得ということになります。キャピタルゲイン(値上がり益)だって期待できますしね。


②東証1部のPBRが0.89倍となり、2000年以降の最低水準だということ。

PBRが1を割るということは、株価より資本の方が多いということになります。極論を言えば、解散して会社を清算して残った財産を株主に配ったほうがオトクということになってしまいます。


③日経平均の株価収益率(PER)が10.25倍で、1971年以来の低さ。

俗に20倍以下だと割安と言われたりしますから、かなり低い水準と言えるでしょう。


他の指標も載っていましたが、私が気になったのは上の3点くらいでしょうか。

一方で、為替は円高が恐ろしい勢いで進んでいます。それだけサブプライムの影響が少ない国と思われているのでしょうが、こんな金利の低い国の通貨を買うんだったら、ついでにこの国の株を買ってもらいたいものです。



そしたら日本発の株価上昇、なんて明るい話につながりそうなのに・・・。