最近、本のタイトルがやたら過激になってきたように思います。ショッキングなタイトルでないと売れないのでしょうか。手にとってみると内容は、さほどではないものも多いようです。

今日、読み終えた「やっぱりあぶない、投資信託」は文字通り投信を否定する内容です。そしてそれは批評というよりただの悪口で、よくここまで並べたものだと驚かされました。

その悪口というのも証券業界の裏話的なものばかりで、客観的な資料に乏しく残念に思いました。
例えば、投信は運用会社の「巨大な一任勘定」で、その不透明さから信用できないというご主張。確かに昔の投信は「ゴミ箱」的に扱われていた話も耳にはします。

しかし、この時代にあまりに不透明な運用が事実であれば、それを白昼のもとに晒せるような論拠が必要だろうと思います。

また投信を否定するのであれば、他の選択肢に対する提案も欲しいところでした。 (まったく提案がなされていない訳ではありませんが、投信に期待していたものに変わる提案かというと、疑問に思いました。)

悪口しか書いていない本というのは、他人の悪口しか言わない人間と出合ったようなもので、とても気分の悪い感じがした一冊でした。