世間では、恐ろしいニュースが毎日報道されています。
日ごろ事故相談などをしていても、以前では考えられないようなことが起こっていて、テレビで見るニュースも他人事のようには思えません。

今日もある会社社長から事故相談を受けたのですが、とても手の込んだヤリクチに唖然としました。

自転車と接触して転倒した被害者が、加害者に対して覚書を書かせ、金品を要求しているというのです。

よくよく聞いてみると、本当に接触したかどうかも怪しい事故なのに警察への届出はありません。そして覚書には治療費や慰謝料はもとより、入院に掛かる雑費まで加害者が全額負担することになっており、当事者双方の署名捺印と各々の保証人の署名捺印まで取り付けています。

これでは事故の届出もないのに、賠償する約束だけが残っていることになります。3月末にこの覚書が作成されて、わずか2ヶ月たらずで100万以上支払わされたそうですから驚きです。

また悩ましいのは当事者双方がともに高齢者であるということです。人の良さにつけ込む老人とつけ込まれる老人。なんかとんでもない世の中です。

この件は、弁護士に相談中ですが、加害者側が不利な状況であることに違いないようです。自分の納得いかないことには署名しない。当たり前のことですが、「覚書」にはご用心を。