昨日7月4日、Esquireより【 最高峰の航空機「SR-71ブラックバード」の飛行実態 】との報道がありました!/( ̄へ ̄)




最高峰の航空機「SR-71ブラックバード」の飛行実態


2016.07.04


Esquire


現在は、国立航空宇宙博物館の説明員をしているベテランのパイロットが、史上最速のジェット機の複雑な細部を説明してくれています。


現在、ワシントンD.C.にある国立航空宇宙博物館でボランティアをしている米空軍の経験豊かなパイロットが、「SR-71ブラックバードはどのように飛んでいたのか?」に関して、当時を少しだけ垣間見させてくれました。


アデルバード・"バズ"・カーペンター氏(Adelbert “Buzz” Carpenter)は、その現役時代には「T-38タロン」練習機のトレーナーや、「C-141スターリフター」といったさまざまな軍用機で4400飛行時間という経験を積み重ねた大ベテランのパイロットです。


カーペンター氏は、「U-2」や「SR-71」といった戦略偵察機でも300時間以上の飛行を経験。また他に、カリフォルニアのベール空軍基地や日本の嘉手納(かでな)基地、イギリスのミルデンホール基地にて、いくつかのミッションを遂行しています。


現在は退役し、航空宇宙博物館にて説明員のボランティアとして、「SR-71」の退役後に生まれた子どもたちに、その史上最速の飛行機の飛び方はどのようなものだったのかを説明しています。   


その航空機のカメラからナビゲーションシステムに至るまで、彼はこの超音速・高高度戦略偵察機「ブラックバード」の生き字引的存在なのです。


「SR-71」は、高速で高高度であるべきという戦略的偵察機に対する必要条件のもとで産まれました。


米軍は、高高度飛行の「偵察機『U2ドラゴンレディ』は、ソビエト連邦によって迎撃されるかもしれない」ということを予測し、高高度で飛行するだけでなく、敵の迎撃機や対空ミサイルよりも速く飛ぶことのできる航空機を望みました。


カーペンター氏は映像の中で、最後の飛行をした「SR-71」61-7972機の前に立っています。 

 1990年3月6日、この「SR-71」61-7972機はカリフォルニア州パームデールからワシントンDCまで、最高時速2242マイル(3608km/ph)で、その距離を64分20秒で飛行しました。ちなみに通常の旅客機であれば、約5時間かかります。


カーペンター氏の話を聞いてわかることのひとつとして、この航空機は相当な熱を発することです。


「SR-71」はマッハ3に到達するため、平均表面温度は600度を超えるほど熱くなるようです。そのため、この航空機の93%は、アルミニウムよりも耐熱性が高いチタンで製造されていました。


皮肉にもこのチタンは、ソビエト連邦から調達されたものだったのなのですが…。


さらに、パイロット席を覆うガラス製のキャノピーは通常620度の熱に達するので、約4cmの厚さの「オーブンガラス(耐熱ガラス)」でつくられていたそうです。そして、「SR-71」には、チタンは加熱すると膨張するため、熱膨張の問題ありました。


この機体の膨張問題を解決するため、飛行中に最大10cm膨らんでも対応できる、特殊な接合部分で設計されていたそうです。


「SR-71」のコックピットに潜入した映像です。


「SR-71」のもつ洗練された工学技術について、レクチャーすることは誰でも可能です。


が、実際にこの航空機を飛ばし信頼を得ていたパイロットのカーペンター氏だからこそ、この複雑な細部についても、他の誰とも違った解説ができるのでしょう。



との事です。




なを、詳しくは下記のURLから各自で確認をお願いします↓


https://www.esquire.com/jp/lifestyle/tech/g28126259/sr-71-blackbird-wonderful-fly/