昨日18日、エスクァイアより【スウェーデン空軍パイロットに米軍エア・メダルの授与「“極秘”扱いの1987年の事件」】との報道がありました!/( ̄へ ̄)


スウェーデン空軍パイロットに米軍エア・メダルの授与「“極秘”扱いの1987年の事件」

「SR-71」の迎撃訓練を受けていたスウェーデン軍パイロットにより、ブラックバード(SR-71)が護衛された事件があったのです。

By エスクァイア編集部  2018/12/18

1987年のある日、アメリカ空軍の高高度戦略偵察機「SR-71(通称“ブラックバード”)」は突如、ミッション中にエンジントラブルが発生。そんな緊急事態に対し、迎撃訓練中のスウェーデン軍戦闘機たちは迅速に対応。「SR-71」を護衛することに見事成功し、互いに無事に基地へと帰還することができた…という事件がありました。

この件は極秘扱いされていましたが、2018年11月に当時のスウェーデン軍パイロットたちがアメリカ軍の勲章である「エア・メダル」の授与されることになりました。それまで、この事件は世間に知らされていませんでした。そうして30年余りの歳月を経て、アメリカ軍のために貢献したパイロットたちを讃えるとともに、その詳細も明らかになったわけです。

この1987年の事件は、バルト海上空で発生しました。

イギリスのミルデンホール基地からバルト海上空を目指し、数機の「SR-71」が飛び立ったそうです。エストニア、ラトビア、リトアニア、そしてカリーニングラードのソビエト連邦軍基地への、毎週1度の偵察ミッションになります。そのミッションを成し遂げるため、「SR-71」はバルト海沿岸部上空ルートを飛行し、スウェーデン本土とゴットランド島の間を抜けるルートで基地へと帰還中の出来事です。

スウェーデンの戦闘機「サーブ37ビゲン」を操縦するパイロットたちは、「SR-71」の追撃の訓練を受けていました。ですが、これは敵対関係としてではなく、あくまでもトレーニングの目的としてなされた訓練であることは言うまでもありません。

その日、「バルチック・エキスプレス」とも呼ばれるこの偵察飛行に臨んだデュアン・ノール中佐とトム・ヴェルトリ中佐は、操縦する「SR-71」に搭載された「プラット&ホイットニーJ58ターボジェットエンジン」にトラブルが生じたことに気づきます。すると、機体はコースを大きく逸れ、ゴットランド島上空のスウェーデンの領空を2万3千メートルの高度で飛行することを余儀なくされたのです。すると、スウェーデン空軍のパイロットたち即座に、戦闘機「サーブ37ビゲン」によって「SR-71」を護衛する体型をとり、ソ連軍戦闘機による攻撃を抑止したということなのです。

そうして、この事件に関わった4人のスウェーデン人元パイロットがこのたびアメリカ軍から受勲しわけですが、そのうちの一人が、勲章受章式の場で次のように語っていたのでご紹介します。

「私たちは、平時用の訓練を行っていたところでした。司令塔より連絡が入り、“ある飛行物体”の確認およびインターセプトが可能かと打診してきたのです。私はすぐに「SR-71に違いない」と直感しました。でなければ、機体は特定されているはずですからね」と。

【動画】「SR-71」 Blackbird
 
このとき、スウェーデン空軍のラース=エリック・ブラッド大佐、ロジャー・モラー少将とクリスタ―・ショーベルク少将の操縦する「サーブ37ビゲン」は、「SR-71」をインターセプトしましたわけです。

が、おそらくこれは「SR-71」がインターセプトされた史上初にして唯一の事例と言えるでしょう。


との事です。

なを、詳しくは下記のURLから各自で確認をお願いします↓